【オフィスで簡単エクササイズ③】「レッグエクステンション&カール」でヒザのコンディショニング




座り仕事が多いオフィスであっても、工夫次第でエクササイズを取り入れることは可能です。澤木一貴トレーナーによるメニュー紹介企画も今回で3回目、ここではヒザのコンディショニングにもつながる「レッグエクステンション&カール」を紹介します。

このメニューは、太もも前部の大腿四頭筋ともも裏のハムストリングスのトレーニングです。ヒザまわりの筋肉を鍛えることで、ヒザの安定性を向上させることができます。

【エクササイズのポイント】

①イスに座ったら脚を伸ばして、右脚の上に左脚を重ねます。

②この状態のまま、ヒザを曲げたり伸ばしたりしていきましょう。右脚のほうは前に伸ばそうとする動き(レッグエクステンション)、左脚のほうはヒザを曲げる動き(レッグカール)をするように力を入れていきます。脱力をしないようにして10回×2セット、左右の脚の力が拮抗するように行ないましょう。

③10回終わったら、左右の脚を入れ替えて行ないましょう。

大腿四頭筋は前側からヒザを守っていて、ハムストリングスは裏側からヒザを守る役割をはたしています。四頭筋とハムの両方を鍛えることによって、ヒザのブレを防ぐことができます。変形性膝関節症の予防にもつながるので、座り仕事が多い方はとくに取り組んでみましょう。


澤木一貴(さわき・かずたか)
1971年5月3日、静岡県出身。日本大学在学中にエグザス二子玉川でマシンインストラクターを務める。大学卒業後、パーソナルトレーナーと並行して、フジ虎ノ門整形外科病院スポーツトレーナー科(主任)、ヒューマンアカデミー東京校スポーツカレッジ(常勤講師)などを歴任。2010年にSAWAKI GYMを創設した。現在は早稲田本店、高田馬場店、沖縄北谷店を運営。トレーニングに関する数多くの著書も持つ、パーソナルトレーナー界の第一人者の一人。