「隠れるから筋肉がなくていいではない」ドレス女王がビキニ姿も堂々と見せる理由




Super Body Contest(SBC)の東京大会(8/12開催)では、今シーズン初めて、タイトドレス着用の「DRESS TIGHT部門」が開催された。CHARM(女子18歳~39歳)クラスは黒のドレス、MONARCH(女子40歳~)は赤のドレスと決まっており、「パーティーに行く女性」をコンセプトにした、SBCの中でもとくに華やかなステージを繰り広げるカテゴリーだ。

【フォト】赤ドレスとは一転、ビキニの美ボディを見せる木場田

「すごいドキドキでしたね。今年はMERMAID部門を中心にここまで出場してきたこともあり、今回のTIGHTに向けては急ピッチで準備を進めてきました。フリーポーズの最後でちょっとブレてしまったのが心残りです」

そう話すのは、この日のTIGHT部門のChampion of the show(総合優勝)を獲得した木場田佳織。彼女は昨年の決勝大会(SBC FINAL)のTIGHT部門で日本一を達成し、今年は新カテゴリーとしてロングドレスのMERMAID部門がスタートしたこともあり、そちらに照準を合わせて7月の兵庫大会、ラグーナ大会で優勝。この日は、久々にタイトドレスでのステージとなった。

「今回意識したのは、足さばきですね。ガチャガチャとならずに、きれいに動かせるように。MERMAIDのゆったりとした動きに慣れてしまっていたところもあったので、今回は何度も何度もステップを踏んで練習してきました」

そんな彼女は、これまで同様にビキニのSBC部門にも出場。TIGHT部門やMERMAID部門といったファッション性のあるカテゴリーを主軸にしながら、SBC部門でも出場し続けるのは理由がある。

「ビキニでステージに立つと思うと、気持ち的に体づくりへのエンジンのかかり方が変わってくるんです(笑)。ドレスで体が隠れるから筋肉がなくていいではなく、体が仕上がっているからこそドレスを着こなせると考えているので。そこが去年はちょっと甘さがあったところなので、そういう意味でもビキニのSBC部門に出場してきた意味があったと思います」

ビキニ、タイトドレス、マーメイドドレスと、大会ごとにさまざま姿を見せ、輝きを放ってきた木場田。「FINALでは、ビシっとポーズを決められるように気を引き締めたい」と決勝大会を目標にしつつ、新たな挑戦も視野に入れている。

「SUMMER STYLE AWARDのビューティーフィットネスモデルにも実は少し興味があります。まだ決めてはいませんが、FINALの前に出てみるかも?と思っています」

時に優雅に、時に華やかに、時にパワフルに。美の進化に終わりはない。

 

▶次ページ:木場田のアザーステージフォト&ムービー