日常生活の中には工夫次第で運動を取り入れることができます。日常の中から健康的な体を目指す本企画。今回は引き続き、電車内でのエクササイズを澤木一貴トレーナーに教えていただきます。
今回紹介するのはつり革のバーを使った広背筋ストレッチです。あくまでこっそりとさりげなく行なってみてください。
【エクササイズのポイント】
①つり革の上にあるバーを逆手で握ります。
②両手でバーを引きつつ、背中をやや後方に引いて広背筋をストレッチさせます。広背筋の伸びを感じながら30秒間行なってみてください。バーに片腕だけつかまって行なうこともできます。
広背筋が硬くなっていると四十肩や五十肩の原因になることもあります。腕が挙がりにくいのは肩だけではなく広背筋の柔軟性も関係するのです。バーを逆手で持つことで肩が内旋し、より広背筋をストレッチすることができます。ぜひ試してみてください。
澤木一貴(さわき・かずたか)
1971年5月3日、静岡県出身。日本大学在学中にエグザス二子玉川でマシンインストラクターを務める。大学卒業後、パーソナルトレーナーと並行して、フジ虎ノ門整形外科病院スポーツトレーナー科(主任)、ヒューマンアカデミー東京校スポーツカレッジ(常勤講師)などを歴任。2010年にSAWAKI GYMを創設した。現在は早稲田本店、高田馬場店、沖縄北谷店を運営。トレーニングに関する数多くの著書も持つ、パーソナルトレーナー界の第一人者の一人。