【渡辺華奈のデートするならジムがいい 第72回】もしも自分がボディコンテストに出るなら…




今回は読者の方からの質問に答えたいと思います。その質問がこちら。

Q. カーリングの藤澤五月選手がボディコンテストに出場しました。渡辺華奈選手はアスリートがボディコンテストに出ることについてどう思いますか? また、自分が出場することを考えたりしますか?

自分は筋肉系ユーチューバーの動画をラジオ代わりによく聴いています。その中でも藤澤選手のボディコンテスト出場はすごく話題になっていましたし、ニュースの記事も少し読みました。

 

個人的には現役アスリートのボディコンテスト挑戦は、全然アリだと思っています。藤澤選手に限らず、アスリートの方が取り組んでいる競技と、ボディコンテストに必要な筋肉、筋力は同じではないと思いますが、マイナスになることは少ないのではないでしょうか。

 

カーリングの試合映像を見る限り、フィジカルがすごく必要な競技だと思います。減量によって競技への集中力が落ちるのは問題だとしても、シーズンオフなら問題はないでしょうし、ボディメイクという目標での体づくり、コンテストに向けて鍛えることは、プラス面があるような気がします。それに単純にカッコイイ体になったほうがいいじゃないですか(笑)。

 

ボディメイクに限らず、勉強でも他のスポーツでも、興味のあることにチャレンジするのはいいことですし、オリンピックアスリートだから競技以外のことはやるなという考え方は違うのかなと思います。

 

逆にオリンピックに出るようなアスリートの方が、ボディメイクに本気で取り組んだら、すごいことになるのではないでしょうか? そもそもどんな競技でもオリンピックや世界で闘うレベルの一流アスリートは、取り組む姿勢がケタ違いです。トレーニングにしても、減量にしても、めちゃくちゃストイックにできるはずなので、ボディメイクの世界でも良い結果が得られるかもしれないですよね。

ポージングできません

 

そして、自分がボディコンテストに出ることはあるか?という質問ですが……ありません! バズーカ岡田先生とYouTubeでコラボしたときには、「ボディメイクの体格的なセンスがある」と言っていただきましたが、自分にはできないし、やりません(笑)。

 

読者の皆さんは、「試合のときに減量をするのは同じでは?」と思うかもしれません。減量という行為は同じでも、MMAとボディコンテストでは、減量する目的がまったく違います。自分たちの場合は、あくまでも絞る目的は体重です。ボディコンテストのようにカットを出すことが目的ではなく、絞った結果、たまたまカットも出ているだけなんです。

 

極論をいえば、体重さえ落ちていれば、ボヨボヨでもいいのが自分たちの世界です。ボヨボヨの体でも強ければいいわけですから、ボディコンテストとはまったく別モノです。

 

そして自分は日焼けも嫌です(笑)。どちらかといえば美白したいです。普段から外を走っていて日焼けしていますが、本当は美白がいいんです。自分には「理想の萌えJIBUN」(※編集部注=渡辺華奈選手の高校時代の卒業文集参照)があるので(笑)、筋肉がムキムキになったり、日焼けをするのは無理だと思います。

 

 

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渡辺華奈(わたなべ・かな)
1988年8月21日、東京都出身。7歳から柔道を始め、高校ではインターハイ2位、アジアジュニア優勝などの実績を残し、東海大進学後、1年時に全日本ジュニア優勝を飾る。卒業後、JR東日本へ入社し、オリンピックを目指して競技を続けた。2017年に同社を退社し、格闘家に転身。同年12月3日にデビューを勝利で飾ると29日にはRIZIN初参戦で実力者杉山しずかに勝利。2021年よりアメリカ格闘技団体「ベラトール」に参戦している。所属はFIGHTER’S FLOW