「体はつくっても歩き出すと残念……」を改良。細身ボディを豊かな表現力で輝かせるモデルスクール講師




自分の特徴に合ったステージに立ち、そこで存分に輝く。それが次へのさらなるモチベーションとなり、また輝きを増す好循環を生み出している。Super Body Contest(SBC)のステージに立つ選手たちを見ていると、生き生きとするその姿に目を奪われていくものだ。

【フォト】ステージ上のどこにいても美しい存在感を放つ町田の全身フォト

10/9(月・祝)に行なわれたSBC愛知大会の女子TREND部門(細身でスタイリッシュなボディが評価されるカテゴリー)で総合優勝(Champion of the show)に輝いたのは町田知美だ。「SBC部門の筋量あるボディに憧れはありますが、今の自分の体の特性を生かせるのはTRENDなのかな」と言う彼女は、細くて美しいボディをステージで披露して栄誉を勝ち取った。

彼女の特徴は、そのボディはもちろん、豊かな表現力にある。規定ポーズやフリーポーズでの美しさのみならず、ステージ上のどこにいても自然体な動きが総じて魅力的なのは、“歩き方”にこだわりがあるからだ。

「普段はモデルスクールでウォーキングの講師をしています。もともとフィットネスのコンテストに出るにあたって、体はつくっても歩き出すとちょっと残念だな……と自分で感じていたこともあり、ウォーキングを習いにいったんです。それが結果的に、そこで講師をするようになりました」

歩き方は普段の生活にもつながってくることではあるが、こうしてステージがあることで、さらに磨かれていくという。

「フィットネスコンテストのステージ上で学べることはとても多いです。ここでの学びを日常のレッスンに持ち帰り、そしてステージでまた答え合わせをしていく。それが上達の近道なのかなと思っています」

福岡を拠点に活動しており、去年に続き今年も9月の福岡大会にも出場。この日もロングドレスのMERMAID部門にもエントリーしており、福岡、愛知と2大会で積み上げた経験を持って、12月の決勝大会(SBC FINAL)を目指していく。

「体のバランスやクセなど、去年フィードバックをいただいた点は改善できてきているのかなと思いますが、ポージングはやはりもっと深めていきたいですね。FINALまでは2か月あるので、体もポージングも見直して、観客を惹きつけられるような選手になっていきたいと思います」

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