横須賀市文化会館で開催されたBEST BODY JAPAN『ジャンル別&職業別東日本大会(10月21日)』は、通常の地方予選とは一風変わった舞台だ。職業・ジャンルごとに分けられたクラスには年齢の壁を超えて選手が集結。手に汗握るステージが繰り広げられた。
その中の『アクトレスガールズ部門』には、エンターテイメントとプロレスの融合を目指して活動する『アクトレスガールズ』から5名の選手が参戦。迫力あるボディを披露する選手も多い中、グランプリを手にしたのは引き締まった肉体美を披露した夏葵(なつき)だった。
【フォト】クラシックバレエ×プロレスで培った美ボディ。夏葵のステージショット
「うれしいというのがまず第一ですね。こういった大会に出させていただく機会がそもそも初めてで、会場の雰囲気や選手の方々の鍛え上げられた体にすごく感動しながら、楽しく出場させていただきました」
彼女の体は一見すると華奢であり、プロレスのリング上での活動はイメージしにくいかもしれない。しかし、リングに上がるとクラシックバレエ仕込みの運動神経を活かし、華やかなファイトを見せる。
「幼少期から習っていたクラシックバレエが自分の根っこになっていると思います。そこから、強く美しく戦える女性を目指してアクトレスガールズでの活動を始めました。プロレスのエネルギーを持ったまま美しさを磨きたいと思っていたので、今回コンテストでアクトレスガールズの代表として、グランプリを獲れたことがすごくうれしいです」
“コンテスト文化とプロレス文化の融合”を掲げて旗揚げされた『ベストボディ・ジャパンプロレスリング』に参戦しているアクトレスガールズは、その縁で今大会への出場が決まったという。
彼女たちの挑戦についてマネージャーの坂本氏は、「ただ美しい体をつくろうといってもどこに目標を持っていっていいかわからないと思うので、彼女たちが今回、明確な目標を持って体づくりへの努力ができたことはすごくいい経験だと思います」とコメント。今大会を経てアクトレスガールズたちはさらに強く、美しい存在へとアップデートをはたしそうだ。
今大会でグランプリを獲得した夏葵は、11月19日の日本大会への出場権をゲット。追い求める“美しくて戦える体”を追求すべく、大舞台に向けての最終調整を進める。
「まずは日本大会がこの後控えていますので、それに向けてさらに体に磨きをかけていこうと思います。今回、私たちが大会に出場したことを通して、アクトレスガールズ自体がもっとたくさんの方に知っていただけたらうれしいですね」