「去年ショートクラスでは優勝しましたが、オーバーオールを獲れず本当に悔しい思いをしたので、今回の大会はオーバーオールを必ず獲りたいという思いでやってきました。本当にうれしかったです」
そう笑顔で語るのは、12/10(日)、東京・TFTホールにて開催されたSUMMER STYLE AWARD(サマスタ/SSA)『NOVICE & JAPAN PRO GRAND PRIX』にてモノキニ着用のBEAUTY FITNESS MODEL部門のオーバーオール優勝を獲得した『りな』だ。
【フォト】自然体の笑顔で魅せる。モノキニ女王・りなのステージショット
オーバーオール審査では昨年敗れた盟友・千原由理奈との戦いを制し、見事にモノキニ女王の栄冠を手にした。日頃から親交があるという千原とのステージは心が揺さぶられたようだ。
「彼女とは普段からすごく仲がよくて、必ずこの舞台で一緒に並ぼうと思っていました。今回はそれが実現して、お互いに喜んでいましたね。オーバーオールのステージで彼女が逆側から出てくる時にも目が合って、拳で合図をし合っていました。ただ、去年冬のプロ戦で負けた相手だったので、今年は負けないという思いもあり戦闘モードでした」
友に打ち勝ち栄冠を手にした。そんな彼女の持ち味はBEAUTY FITNESS MODEL部門Short(161cm未満)クラスで成績を残し続けるモノキニ映えするボディだ。その肉体美はどのようにしてつくられたのか。
「テーマはごつごつしすぎない女性らしい体です。去年の時点でこれ以上筋量を増やさないほうがいいと(サマスタプロデューサーの)金子賢さんからアドバイスをいただいていたので、今年は筋量を増やしすぎず、かといって絞りすぎずのバランスを大事にしてきました」
その中でもこだわったのが食事だ。日頃から自炊が好きだという彼女は、低糖質なスイーツや低カロリーの献立をつくるなどしてメニュー改造に着手。楽しみながら減量期間を過ごすことができたという。
「普段は体重が増えづらいので、いつも生活している体重のまま大会に出ているような感じでした。ただ、今回は体重が増えたので5kgの減量をしたんですけど、食事の工夫もありあまりストレスを感じることなく行なうことができました」
自らを追い込みすぎないことが気持ちのゆとりを生み、舞台で表現する魅力的な雰囲気にもつながっているのかもしれない。とはいえ、連覇を続けて追われる立場になっている以上、目指すのはあくまで勝利の二文字だ。次の目標を問うと、答える言葉に熱がこもる。
「目標はこれからも大会に出続けて、オーバーオールを獲ることです。次のプロ戦では4連覇できるようにがんばります」