ウエイトリフティングの日本代表として東京2020オリンピックに出場した山本俊樹が、ボディビルに挑戦して話題となった。
【フォト】ウエイトリフティング仕込みの筋肉で魅せる。山本の堂々たるステージ
『第37回東京クラス別ボディビル選手権』(6月24日)のデビュー戦でいきなり男子75kg超級で2位になると、約3週間後の『第58回東京ボディビル選手権』(7月16日)にもエントリー。69名のしのぎを削った「ミスター東京」のステージで見事準優勝に輝いた。
同大会では9月に「日本クラス別ボディビル選手権大会」90kg以下級を制することになるアメフト出身の注目選手・阿部ロイに優勝は譲ったものの、山本の存在感と肉体のインパクトは決して見劣りするものではなかった。
「ボディビルは体を表現する部分だけがピックアップされがちですが、それに至るまでの私生活の部分が重要になってくる競技。ウエイトリフティングではそこまで気を遣っていなかったというのが本音で、今のほうがすごく健康的でアスリートらしい生活を送ることができています」
10月29日にはボディビル界を賑わせた「ジュラシックカップ」第1回大会にも出場。トップ選手たちが集ったグランドクラスで7位となった。
期間限定でボディビルに挑戦し、その後は再びウエイトリフティングに復帰するという山本だが、異競技からの刺客は今後ボディビル界にとっても大きな刺激となる可能性が高い。
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