【サマスタ】ビキニ&モノキニの二刀流で駆け抜けた1年「『自分も挑戦したい』と思ってもらえる人になれたら」




「ビキニへの挑戦に1年懸けていたというより、今年は二刀流がテーマでした。もともと出ていたモノキニ着用のBEAUTY FITNESS MODELにも出て、それぞれの良さがある中で違う見せ方をできればと思っていました」

【フォト】ビキニ&モノキニの二刀流で魅せる。前川のステージショット

そう語るのはSUMMER STYLE AWARD(サマスタ/SSA)において、『FINAL』(12/9開催)のBIKINI MODEL部門Tallクラスで2位、『JAPAN PRO GRAND PRIX』(12/10開催)のBEAUTY FITNESS MODEL部門Tallクラス2位の成績を残した前川紗希だ。

彼女はBEAUTY FITNESS MODELのプロ選手としてサマスタで活躍しており、多くの選手が憧れる存在。そんな彼女が今年敢行したBIKINI MODELへの挑戦。ウエストまわりがオープンになることから、モノキニ着用時よりもアウトラインが重視されるステージに身を投じた。

「やっぱりビューティーのプロを2年間続けてきて、違うカテゴリに出るのは抵抗もあったんですけど、挑戦しようと思いました。今回は優勝を狙う中で2位だったんですけど、日本で2位というのはすごいことだと前向きにとらえて、この経験を活かしていきたいと思います」

彼女の挑戦は確実に周囲に影響を与えていた。去年がサマスタデビューであり、一気にBEAUTY FITNESS MODELのプロに上り詰めた千原由理奈もそのひとり。前川の挑戦に背中を押され、ふたりでBIKINI MODELとの二刀流にトライしてきた。プロ資格保有者が集う『JAPAN PRO GRAND PRIX』(12/10開催)でもふたりは舞台にならび、思いの詰まったステージを披露した。

「私がこうして結果を出すことによって、ビューティーからビキニに移っても結果が出せることを証明できたので、いい影響を与えられていたらうれしいです」

前向きな気持ちが挑戦心を生み、その挑戦が他者をも勇気づける。この好循環を生み出している前川は、最後に自身が目指す姿について語ってくれた。

「体づくりの面はもちろん、カテゴリによって表現力の幅をもっと広げたいです。同じ人でもカテゴリを変えたら別人だと思われるようなステージを見せたいですね。私を見て『自分も挑戦したい』と思ってもらえる選手になれたらうれしいです」

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