間もなく卒業のボディビルJK、高校生活最後に得たかけがえのない経験「いつもと違う自分でステージに」




女性らしい健康美を競うビキニフィットネスにおいて、2024年8月、23歳以下のフィットネス競技日本一決戦「オールジャパン・ジュニア・フィットネス・チャンピオンシップス」で悲願の優勝を飾った小池星蓮。“ストイックボディビルJK”としてテレビ番組で特集が組まれるなど、次世代のスター候補である彼女は、今年3月で高校卒業を迎える。

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2024年はジュニア選手権での優勝はもちろん、9月にはIFBB東アジア選手権に出場し、ビキニフィットネスジュニアの部で優勝。一般クラスでも2位を獲得した。そして12月には初の世界選手権となる「IFBB女子世界選手権」に挑み、各国の精鋭が集う舞台で宝物となる経験を積んだ。

「まず、選手の数が多いことに驚きましたし、SNSとかで見ていたヨーロッパの選手を実際に見て、インパクトやその体に衝撃を受けました。不安は結構あったんですけど、大会の前にヘアメイクをプロの方にしていただいて、いつもと雰囲気の違う自分に仕上げていただいたり、それに合ったビキニの色も選んだりしていたので、メイクや衣装の力も借りて自信をもってステージに上がれたと思います」

世界戦に向けての調整については、2024年の仕上がりピークがジュニア選手権だったと振り返り、そこからは長期の減量で体重の調整、メンタル面のコントロールなど上手くいかないこともあったと言う。そんな経験も「うまくいかなかった経験が今回できたので、次は同じことをしないようにするために活かせると思います」とポジティブに変換した。

日本代表選手団として、一致団結して大会に臨むのも今までにないこと。一般のトップ選手の調整・ステージを間近で見て、会話もできたことは彼女の大きな財産になるだろう。

今はシーズンオフでしばらく大会が落ち着くため、自身の体と相談しながら今後のコンテストについて考えていきたいと言う。間もなく高校卒業を迎える彼女は「トレーニング自体を楽しみながら、これからもいろいろなことに挑戦していきたいです」と輝く未来に向けチャレンジ継続を掲げている。

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