2/11(日)宮城野親方(第69代横綱白鵬)が応援サポーターを務め、女子相撲の発展と普及への願いが込められた大会『第1回ドリームガールズ杯女子相撲大会』が東京・すみだフットサルアリーナにて開催された。
小学1年生から高校3年生までの女子を対象とした同大会において、全国の猛者とは別軸で注目を浴びたのが『天才ゴルフ少女』との呼び声高い須藤弥勒さん(小6)だ。彼女は2022年、史上初となるジュニアゴルフ世界4大メジャータイトルを獲得し“グランドスラム”を達成。2024年8月にはプロデビューを控える逸材だ。
本大会では3戦全敗で予選敗退という結果になったが、体格のハンディをカバーすべく足取りなどを軸に攻める頭脳的な取り組みを見せた須藤さん。試合後の彼女に異競技挑戦の感想を聞いた。
――大会に出場してみていかがでしたか?
「トレーニングにしても体幹の強さとか瞬発力とか、ゴルフとは違う部分が必要になったのですごく勉強になりました。ゴルフはどれだけ集中力を持続させて同じプレーができるかですけど、相撲の場合は相手ありきなので臨機応変にいろいろな方向から攻めたりすることが大切だと思いました」
――10日には実際に宮城野親方(第69代横綱・白鵬)に稽古をつけていただいたそうですね。
「はい。親方はすごく優しいしとにかく大きくて、たくさん食べるし見ているだけでカッコいいなと思いました」
――相撲の経験を今後のゴルフにどう活かしていきたいですか。
「さっきの体幹や瞬発力強化もそうですし、自分の戦法を見直していきたいと思いました。相撲では出だしの時にまわしだけを取りに行くのではなくて、猫だましや突っ張り、他にもいろいろな攻め方があるので、そういう柔軟性をゴルフでも出したいです。たとえば打ち方にしてもドローやフェードをかけてみたり、いろいろ対応できるようにしたいと思いました」
――ゴルフにおいての次の目標は?
「詳細はまだ言えないんですけど8月にプロデビュー戦があるので、しっかりと今回の相撲での経験を活かして、いろいろな戦法を立てて8月にみなさんにいいご報告ができるようにしたいです」