還暦越えマッスルレディが力比べに挑戦 ボディコンテストにも意気込み「減量しつつ筋量維持が課題」




カルッツかわさきにて開催された『マッスルコンテスト東京』(2/10)および『マッスルコンテストジャパン』(2/11)。ボディコンテストはもちろん、フィットネス用品ブースの設置や各種イベント開催により盛り上がりを見せた。

ここでは、10日に催された第2回マッスルコンテストカップ・ストリクトカールチャレンジに注目。頭から骨盤までを壁にぴったりとつけ、反動を使わずに両腕でバーベルを拳上する『ストリクトカール』で腕力を競うものだ。純粋な力比べにウエイトリフター、空手家、アームレスラーなど競技を越えて選手たちが集結した。

ボディコンテストを主戦場とする選手も多数参戦。その中には、2023年に各大会で実績を残した林智砂さんの姿もあった。彼女は現在62歳と還暦を越えながら、昨年6月の『第37回東京クラス別ボディビル選手権大会』女子フィジーク158㎝以下級で優勝、7月の『第58回東京ボディビル選手権大会』ではミス東京9位、8月の『第35回日本マスターズボディビル選手権大会』で女子フィジーク60歳以上級3位と、第一線で活躍を続ける存在だ。

ここでは林さんにストリクトカール・チャレンジ挑戦の感想と今シーズンの目標について聞いた。

【フォト】還暦を越えても元気ハツラツ 林さんが見せたステージ

――ストリクトカール・チャレンジでは52kg以下級に出場して20kg、23kg、23.5kgの拳上に挑みました。挑戦してみていかがでしたか。

「楽しかったですね。前回、(鎌田)勉さんが主催の大会に出て2位だったんです。その時は25kg挙がったんですけど、今回は残念でした。普段、腕だけのトレーニングはあまりしないんですけど、ストリクトカール・チャレンジは目標数値があって普段とは違う戦いです。他の競技の方々とも記録を競えて、これはこれで楽しいなと感じています」

――ボディコンテストの話になりますが、今年の目標はどのように考えていますか。

「今年は東京選手権(8/3開催)から大会に出場します。まずは決勝審査に残り、去年は9位だったのでひとつでも上に行きたいですね。マスターズ選手権(9/15開催)では去年3位だったんですけど、今年は年齢区分の関係で清水(恵理子)さんも同階級に上がってくると思うので、しっかりと戦える体をつくっていきたいです。マスターズでもできれば表彰台に乗りたいですね。減量しつつどこまで筋肉を残せるかが一番の課題なので、そこでどんな体ができるか楽しみです。年齢も年齢なのでがんばります」

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