VITUP!編集長・佐久間が全国のパーソナルトレーナーさんを巡っていく「パーソナルトレーナー百人斬られ(仮)」。今回はRanトレーナーの後編、トレーニング編です。”元アイドルトレーナー”による、楽しさあり、きつさありのトレーニングを体験させてもらいました。
まずは軽いウォーミングアップからスタート。今回は取材により時間に限りがあるため、胸郭、肩甲骨、股関節周辺、太もも、アキレス腱、手首・足首をテキパキと動かしていきます。
今回は「体の裏面」のトレーニング。最初は背中のトレーニングということで、ロウイング。スタートポジションは、ヒザが伸び切らないで、少し曲がるくらいの位置に座ります。グリップは逆手で握って胸を張って肩甲骨を寄せながら引きます。
注意点は肩に力が入らないようにすることと、腕で引かないようにすること。意識する場所を都度、指摘してくれるのがありがたいところです。
続いては下半身裏側でお尻。ルーマニアンデッドリフトです。脚を腰幅に開いて、お尻を遠くに引くようにしてバーを下ろしていきます。お尻が伸びていることを感じたら上体を起こします。
ありがちなNGはスクワットのようにヒザを曲げてしゃがんでしまうことと、お尻を引く際に背中を丸めてしまうこと。「初心を大事にしている」というモットーの通り、丁寧にポイントを教えてくれます。
続いてもお尻の種目で、今度はブルガリアンスクワット。
お尻をベンチ台に近づけるように体を沈めていって、前足の裏で床をしっかり押して立ち上がります。
体の裏側として背中とお尻のトレーニングを行ない、仕上げは「楽しくきつく」できる腹筋サーキットです。4種類の腹筋を各25秒(休憩10秒)で連続して行なっていきます。
1つ目の腹筋は上部を攻めるクランチ。背中はしっかりマットにつけてまま、体を丸めて上体を起こします。
2つ目は腹斜筋を攻めるニートゥエルボー。対角線のヒジとヒザが交差するように引きつけます。理想はヒザよりヒジが外にくるくらいひねりを加えること。
3つ目は腹筋下部を攻めるニートゥチェスト。伸ばした脚をお腹の力を使っておへそを見ながら引きつけます。
4つ目はスパイダープランク。ひねりを加えながらヒザを手につけるようにして動かします。お腹が縮む感覚をもって行なうのがポイント。
サーキットのメニューは腹筋全般を鍛えられるように計算されていて、各種目25秒という時間も絶妙にきついところ。フォームが崩れないようにポイントのアドバイスと、しんどいところで激励のタイミングがバッチリです。“元アイドル”の声援は頑張るエネルギーになります。これもRanさんならではかもしれません。きついけど楽しいサーキットで最後を締めることで、最後に爽快感が残りました。
というわけで、今回はここまで。Ranさん、どうもありがとうございました。
【トレーナーPROFILE】
Ran(らん)
神奈川県出身。高校時代からアイドルとして活動する。26歳でアイドルを卒業し、元々興味のあったフィットネス業界に転身。大手フィットネスクラブでインストラクターを務めたのち、2020年に「パーソナルジム Update」を設立した。
〔保有資格〕
NSCA-CPT/栄養コンシェルジュ2ッ星
Instagram
【パーソナル情報】
Update HP
〔パーソナル料金〕
★Updateコース
月に8回パーソナルトレーニング=66,000円(1回8,250円~)
★回数コース・平日・土日・祝日9~22時
4回=46,000円/8回=92,000円/16回=184,000円/24回=264,000円/32回=336,000円
★モーニングコース
平日9~13時=4回/8回/16回(1回9,850円~)
★体験=5,000円
※その他詳細はHPを参照
1975年8月27日、神奈川県出身。学生時代はレスリング選手として活躍し、高校日本代表選出、全日本大学選手権準優勝などの実績を残す。青山学院大学卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。2007年~2010年まで「週刊プロレス」の編集長を務める。2010年にライトハウスに入社。スポーツジャーナリストとして数多くのプロスポーツ選手、オリンピアン、パラリンピアンの取材を手がける。