公園で四足歩行、縁石ジャンプにもトライ 世界に挑むスピードクライマー・大嶋あやの、トレーニングの肝は『恐怖心』




TBS系列の人気番組『SASUKE』にてナンバーワン女子選手と称されている大嶋あやのさん。彼女は現在、2024年のワールドカップ出場を目指して挑戦を続けています。今回は、そんな彼女のVITUP! 動画コンテンツ『美筋女子TIME』出演回を振り返ります。

【トーク動画】大嶋あやの・人生の壁を超えるための思考法。“クライマーあるある”や奇抜な私生活も告白

街を歩いていると「あれ登れそうだな」などと想像してしまうほど、日常からクライミング中心の生活を送っている大嶋さん。そんな彼女にかかれば、公園すらもトレーニングスポットに早変わりします。

「公園のような設備で動くのは、あんまり得意じゃないんですよ。得意じゃないからやろうと思いました。この前(2023年12月)のSASUKEが終わって、何か自分の苦手な要素をなくさないといけないなと思ったので」

大嶋さんが公園で行なっているのは、遊具や縁石を使ったトレーニング。たとえば、ブランコのまわりの柵の上を四足歩行で歩く、植木周辺の縁石間を飛び移るといったものです。これらの狙いは、ずばり自分にストレスや恐怖心を与えることにあります。

たとえば四足歩行では、高い位置で行なうことで体の使い方を洗練するとともに、高所で行動することへの恐怖心に耐性をつけます。

縁石間の飛び移りについては「この縁石の間隔を飛べるってことは、これと同じ距離が地上10mにあっても飛べるってことじゃないですか。それができないのは純粋にメンタルの問題だと思います」とコメント。自分の限界を測るとともに、自信を養いメンタル強化にも努めているようです。

【大嶋あやのさんInstagram(@ayanooshima)より】

「自分の中でどう対処するか、どう転ぶかを想定しながらやると怖くないんですよ。そういうちょっとしたストレスを体に与えながら、自分ができる動きの範囲を広げていきたいです」と大嶋さん。公園でのトレーニングにはしっかりとした意図がありました。

とはいえ、「自分でもコントールできないくらい恐怖心を感じてしまうとケガするので、その点はうまく調整しています」とのこと。誰にでも真似できるものではないので、その点は注意が必要でしょう。

公園でのトレーニングを通して、試行錯誤で己を磨く大嶋さんの姿勢が垣間見えました。

【大嶋さんが出演したトーク動画はこちら】