全国各地で盛り上がりを見せる『BEST BODY JAPAN』(BBJ/ベストボディジャパン)の地方予選。4月29日には『関東大会』が千葉・市川市文化会館にて開催された。
今大会で審査が行なわれたのは、スリムなスタイルが評価されるモデルジャパン部門(MJ部門)、バランスがよく引き締まった健康美がテーマのベストボディ・ジャパン部門(BBJ部門)、バランスのよいスポーティーな肉体美を競うマッスルモデル&フィットネスモデル部門(M&F部門)の3つ。中でもM&F部門は筋量が重視されるカテゴリーであり、他の2部門とは毛色の違うステージを見ることができる舞台だ。その中でガールズクラス(18歳~34歳)2位の林田智美は、挑戦を通じて大きな経験を得たと話す。
「職業がパーソナルトレーナーなので、やっぱり筋肉を推したかったのと、自分の理想の体に近づくためにもっと目標を高く持ちたいと思ったんです。それでフィットネスモデル部門に参加を決めました」
彼女が参戦したガールズクラスは小野寺愛との一騎打ちであり、林田は惜しくも敗れ準グランプリとなった。しかし、その経験から大きな学びを得ることができたという。
「出し切ったと同時にポージングが改善点だとわかったので、伸び代しかないことに逆に喜びを感じましたね。人生で初めてコンテストに出たんですけど、ライトを浴びて多くの視線の中で自分を見せるっていうのは、本当に脚が震えるくらい緊張するんだなって実感しました。それも含めてかけがえのない経験でした」
自分の目標はもちろんのこと、「お客様がダイエットをがんばっているので、私もがんばることで背中を押したくて参加を決めたというのもあります。前日みなさんと握手させてもらって『応援してます』って力をもらってきました」と、顧客の存在も林田の挑戦を後押しした。必ずや彼女の姿はクライアントを勇気づけたことだろう。
「次の目標は日本大会です。今回は思ったより絞れなかったので、次はもっとキレキレで臨みます」
クライアントへの愛と体づくりへの情熱を兼ね備えた彼女は、鍛えあげたボディで日本大会へ乗り込む。