5月3日(金・祝)、東京・北とぴあにて「第32回東京ノービスボディビル選手権大会」が開催された。ボディビルシーズンの幕開けとなる今大会には、多くの選手たちが参戦して肉体美を競い合った。ここでは、クラシックフィジークの各階級に注目する。クラシックフィジークとは、ウエストが細くVシェイプなシルエット、下半身・上半身ともに丸くボリュームのある筋肉が求められる部門だ。
ポージングにはバキュームポーズ(腹部を大きく吸い込んで内臓を上に引き上げるポーズ)、クラシックポーズ(左右アシンメトリーで体のシルエットを綺麗に見せられるポーズを選手がひとつ選択できる)が採用されており、選手たちが並ぶ比較審査はまさに壮観。独自のカッコよさを追求する舞台において、今年も多くの選手が優勝を争った。
クラシックフィジーク168cm以下級では、小柄ながらも引き締まったボディを携えた選手たちがステージで躍動した。6人がエントリーする中で星正成が優勝をはたし、金メダルを手に笑顔を見せた。
混戦模様の中、熱い一騎打ちを繰り広げたのがクラシックフィジーク171cm以下級だ。川﨑友昭と森田純一郎が激突すると、両者一歩も退かない堂々としたステージを披露。最後は川﨑に軍配が上がった。
クラシックフィジーク175cm以下級の頂点に立ったのは鈴木脩平。9名による筋肉バトルは熱い火花を散らし、会場の熱気を上昇させた。
クラシックフィジーク175cm超級は、今大会のクラシックフィジークにおいて最多の14人がエントリー。大混戦を制したのは岡田良介であり、値千金の優勝を手繰り寄せた。
年々レベルが上がっている東京ノービスで輝いた選手たちの今後に期待したい。