【フルコンタクト空手】国内最高峰の体重別日本一決定戦 5年越しとなる世界大会の選抜戦で栄冠をつかむのは誰だ




直接打撃制で争うフルコンタクト空手の体重別全日本選手権「第9回全日本フルコンタクト空手道選手権大会」(以下、第9回JFKO全日本大会)が、5月25日~26日にエディオンアリーナ大阪で開催される。文部科学大臣杯も冠された格式高い舞台において、男女ともに軽量級、軽中量級、中量級、軽重量級、重量級の各5階級で体重別の全日本王者が決定する。

昨年5月の第8回大会において男子重量級を制した新極真会の渡辺優作(右)

【フォト】第8回JFKO全日本大会決勝戦 男女10階級での激闘

今大会はJFKO(全日本フルコンタクト空手道連盟)が主催するものであり、流派の垣根を越えた真の日本一決定戦として、2014年の第1回大会から熱戦が繰り広げられてきた。

なお、JFKOとは2013年に国内各流派・団体の大同団結を旗印に発足した連盟であり、当時219の加盟があった。2024年4月現在は364にまで加盟数を伸ばしており、スケールの広がりは留まるところを知らない。

そんな中で開催される今大会は、WFKO(全世界フルコンタクト空手道連盟)が主催する『第1回全世界フルコンタクト空手道選手権大会』(以下、第1回WFKO世界大会。2025年5月31日~6月1日開催、有明アリーナ)の日本代表選抜戦も兼ねており、男女の各階級上位3名が世界大会の代表に選ばれる。

体重別の世界一を決める第1回WFKO世界大会は、コロナ禍の影響で2度の延期の末に中止を余儀なくされた経緯がある。今回の開催はじつに5年越しに実現したものであり、白紙となった日本代表の座を争う選抜戦にも大いに熱が入ることだろう。

例年に増して激戦の様相を呈する、国内最高峰の闘いの行方に注目したい。

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