磨き上げた健康美を競う『BEST BODY JAPAN』(ベストボディジャパン/BBJ)の『千葉大会』が5月18日、千葉市民会館で開催された。大きな盛り上がりを見せた今大会において、モデルジャパン部門ウーマンズクラス(40~49歳)でグランプリを獲得したのが小澤誓子、44歳だ。
3人の子を持つ母であり、歯科クリニックの経営も行なう多忙な毎日。その中でも引きしまったモデル体型を維持している。その秘訣を問うと、彼女の「全力で楽しむ」という姿勢が見えてきた。
「トレーニングは週6回、日曜日以外は昼休みに毎日やっています。日曜日は子どもと遊ぶんですけど、遊ぶ時も本気で遊ぶんです。公園に行ったら私も一緒に泥んこになるくらいになりますね。それくらいすると気持ちもいいですし、体力もつきます」
そんなエネルギッシュな日々でつくった美ボディで、小澤はコンテストのステージに挑み続けている。2023年はBBJ地方大会での予選落ちも経験したが、前を向いて上昇する方法を考え抜いた。
「大会で負けると、『あなたの体っていまいちですよ』って言われているような気持ちになってしまうこともありました。でもそれが、自分はどうやったら輝けるかを真剣に考えるきっかけになりました。自分のステージを見返したり、他の選手のステージを見てヒントを得たりしていると、気持ちもどんどん前向きになっていきました」
部門もデビュー当初は、ベストボディジャパン部門とモデルジャパン部門の両方に出ていたが、細身の体型を活かせるモデルジャパン一本に絞った。そうして魅力を際立たせ、千葉大会で念願のグランプリをつかんだのだ。そんな彼女の挑戦は家族にも好影響を与えている。
「5歳の子どもがベストボディに出たいと言っていて、あと13年後の話ですけど、本当に子どもが18歳になった時『ママ一緒に出ようよ』って言われても出られるように、つねに体は健康でいたいと思います。ベストボディの審査は外見だけでなくて内面も評価されるので、何事も感謝して自分を磨いていきたいと思います」
外見も内面も成長に終わりなし。これからもパワフルママの挑戦の日々は続いていく。