“車椅子ボディビル”の魅力を表現 60歳を迎えるパラアスリート・三浦浩が東京を沸かす




東京・北とぴあにて開催された「第38回東京クラス別ボディビル選手権大会」(6月2日)。激戦区・東京を舞台に体重別の男子ボディビル、女子フィジークの戦いが繰り広げられた。

男女、年齢問わずさまざまな選手が鍛えあげたボディを披露する中、ゲストとして会場を盛り上げたのがパラアスリートの三浦浩だ。

【動画】三浦が車椅子ボディビルで東京を沸かす エネルギッシュなパフォーマンスを披露

パラパワーリフティングで三度のパラリンピック出場(ロンドン、リオ、東京)をはたしている彼は、まさに不屈のアスリート。ライブスタッフとして働いていた2002年にステージでの事故で下半身不随となるも、2年後に出会ったパワーリフティングで世界へ挑んでいる。最高成績は2016年のリオパラリンピック5位(日本人最高順位)であり、今年で60歳を迎える現在は車椅子ボディビルにも挑戦を広げている。

今大会では車椅子ボディビルのデモンストレーションを披露し、観客と一体になったパフォーマンスで会場を盛り上げた。ステージ後にインタビューを受けると、「自分がもっといろいろなところで車椅子ボディビルをアピールしていって、大会で車椅子部門が盛り上がるように選手を集めることを目指していきたいと思います」と語った。

6月9日に行なわれた「KANAZAWA Challenge Cup 2024」及び「第5回金沢市ボディビル・フィットネスオープン大会」でもステージに立った三浦は、今後も車椅子ボディビルの普及に尽力しつつ、さらなる高みを目指していく。

「今後はアーノルド・クラシック・ヨーロッパの車椅子ボディビル部門に挑戦できるように、一生懸命体を鍛えていきたいと思います。パリ五輪への選考は漏れてしまったんですけど、4年後のロスに向けて肉体をつくっていって、パワーリフティングと一緒にパラリンピック出場を目指していきますので応援よろしくお願いします」

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