“夏が一番似合う男性・女性を決める”をテーマに全国で熱戦が繰り広げられているSUMMER STYLE AWARD(サマスタ/SSA)。シーズン9戦目となる「関東予選」(6月30日)でBIKINI MODEL MASTER’S部門(37歳以上)の優勝をつかんだのが尾高布美恵、43歳だ。
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彼女は日頃ジムインストラクターとして働きつつ、健康体操、笑いヨガ(ヨガの呼吸法に笑いを組み合わせた健康体操)、シナプソロジー(脳を活性化させるプログラム)の講師を務めるなど、さまざまな角度から健康へのアプローチを行なっている。
「もともとリハビリの指導員と生活相談員をやっていたんですけど、やっぱり人が健康に生活していくには体の機能だけじゃなくて、メンタルを前向きにしたり脳にアプローチすることも大切だと思ったんです。それで笑いヨガやシナプソロジーなどの講師の資格を取りましたね。より多くの人が健康になって社会に参加してほしいというのが願いです」
あらゆる方向から健康に向き合う彼女が、コンテスト出場を決めたのは昨年のこと。友人からの一言がきっかけだった。
「元々ジムで筋トレをしていたので『大会に出てみたら?』と言われたんです。最初は『できるわけないじゃん』と思ったんですけど、あまり人前に出るのが得意ではなかったので、克服するチャンスかもしれない、出てみるのもありかなと思って出ることにしました」
健康に関する資格取得もそうだが、「迷ったら実行」が彼女のモットーなのだろう。腹を決めてからは着々と経験を積み、今年5月の東北予選でモノキニ着用のBEAUTY FITNESS MODEL部門tallクラス(161cm以上)の優勝をゲット。団体公認のプロ資格も手に入れた。
その中で今回挑戦したのは、新たなステージであるBIKINI MODEL部門だ。「ビューティーに出た時にVシェイプが綺麗と褒めてもらって、ビキニモデルを勧めてもらったので、一回挑戦してみようと思いました」と新たな一歩を踏み出した。
見事優勝を飾りつつも「緊張してステージでなかなか表現力を出せなかったので、次は自信を持ってお客様を感動させられるようなポージングを見せたいですね」と成長に意欲を見せる。次なる目標は、BEAUTY FITNESS MODEL部門でのプロ戦勝利だ。
7月27、28日に開催されるサマスタプロが集う舞台「JAPAN PRO CHAMPIONSHIP」に照準を合わせ、尾高は挑戦を継続していく。
取材・文/森本雄大