曽我部京太郎、ALSOK“メダル獲得”の伝統を守れるか?【レスリング日本代表選手名鑑】




7月26日~8月11日に開催されるパリオリンピック2024。真っ向からの体のぶつかり合いが魅力なレスリングの男女日本代表選手13名も顔ぶれが出そろっている。東京2020オリンピックに続く、メダルラッシュに期待したいところだ。ここでは、日の丸を背負って戦う代表選手たちを紹介する。11人目は、男子グレコローマンスタイル67kg級代表の曽我部京太郎選手。

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日本体育大・松本慎吾監督の出身地、愛媛県でレスリングに励み、大学3・4年時に全日本選手権2連覇。パリオリンピック・アジア予選では、1回戦から出場権がかかった準決勝まで3試合すべてでテクニカルスペリオリティ勝ちを収め、代表に内定した(アジア予選2位までに出場権が与えられるため決勝は行なわれず)。大学卒業後、所属したALSOKは伊調馨・千春、吉田沙保里、笹本睦、松永共広、湯元健一、屋比久翔平など日本レスリング史にその名を轟かせる選手が活躍。ALSOKの大橋正教監督は曽我部の武器を「上半身の強さ、勝負強さ、逆転勝ちできるスタミナ、負けん気」と力説。「グラウンド勝負に持ち込み、ローリングで得点を重ねられれば、メダルは十分期待できる」と評している。

曽我部京太郎(そがべ・きょうたろう)
2001年7月3日、愛媛県生まれ。所属)愛媛・今治西高、日本体育大、ALSOK

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