カザフスタンの秘密兵器は18歳の女子空手家 初の世界戦で台風の目となるか?【第1回空手Champion of Champions】




7月21日『第1回空手Champion of Champions(KCC)』が東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される。今大会は、NPO法人全世界空手道連盟新極真会が主催するフルコンタクト空手の新たな無差別級世界大会だ。国内外から選ばれたチャンピオンクラスの男女各8名の空手家により、賞金総額3000万円、優勝賞金1000万円をかけた熱いトーナメント戦が展開される。

アリーナ・オシペンコ

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そんな舞台において台風の目となり得るのが、カザフスタン代表のアリーナ・オシペンコだ。現在18歳である彼女は、ジュニアの無差別級タイトルを総なめにする存在。今年3月のカザフスタン選手権では一般部(素手素足で闘う高校生以上を対象とした部門)で優勝するなど頭角を現わしてきている。

満を持してKCCに参戦する形となったが、初戦から世界チャンピオンの鈴木未紘と激突する大一番が待ち受ける。鈴木は18歳にして第13回全世界空手道選手権大会(新極真会主催の体重無差別世界大会)を制覇しており日本女子のエースと言える存在だ。

そんな鈴木と同い年であるオシペンコが激突するのは何かの縁かもしれない。オシペンコが勝利すればトーナメントの勢力図が一変する可能性もあるだけに、初戦から目が離せない闘いになることは必至だ。

ジュニアで多数の実績を残したオシペンコ。一般部でも頭角を現わし始めている

ちなみに彼女に日頃のトレーニング事情を聞くと、有酸素運動によるスタミナ強化や、技、戦術、筋力などを磨く稽古を多い時で1日2~3回、トータルで2時間以上行なっているとのことだ。日々の鍛錬で培った強さで頂点を狙う。

7月19日に行なわれた大会直前プレスミーティングでは、「初めての来日で、到着した時は気候がカザフスタンと全然違うので違和感があったんですけど、滞在して数週間経つので、だいぶ気候に慣れてベストコンディションになっています」と初来日の感想を語ったオシペンコ。決戦に向けてしっかりと戦闘準備を進めている。

カザフスタンの秘密兵器である18歳。彼女の闘いは、KCCにおけるひとつの注目ポイントであることは間違いない。

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