プロ戦を一足飛びに制覇したフィジークの猛者「デカいだけじゃなくてかっこいい体をつくりたい」




7月27日から7月28日にかけて開催された、SUMMER STYLE AWARD(サマスタ/SSA)「東京予選&ROOKIE CHALLENGE CUP東京予選」および「JAPAN PRO CHAMPIONSHIP」。そんな舞台でスターへの階段を駆け上がったのが、フィジークカテゴリーに参戦した堤一志だ。

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今大会では東京予選を制し、団体公認のプロカードを取得した選手がそのままプロ戦(JAPAN PRO CHAMPIONSHIP)の出場権を獲得できるのがひとつ見どころとなった。

そんな中、CLASSIC PHYSIQUE部門で優勝を飾った堤はプロ戦に登場。並みいる強敵を退け、そのまま優勝をはたす躍進劇を見せた。表彰式のインタビューでは「初めてのプロ戦だったので、すごくいい経験でした。団体創立10年目という記念すべきタイミングで優勝できてすごくうれしいです」と思いを語っている。

体をつくる上で強化した点は胸だ。「肩幅が広めで胸の筋肉を強調しづらいので、強化部位としてトレーニングの頻度を上げて鍛えてきました」と、ステージ映えする体のために努力を怠らない。

彼はサマスタに参戦前から、コンテストの登竜門・マッスルゲートやゴールドジムジャパンカップで優勝を飾る実力者。その頃からクラシックフィジークやメンズフィジークに出場しており、同カテゴリーで評価されるスタイリッシュな肉体美こそが、彼が追求する理想のボディとなっている。

ジム仲間が大会に出ていたことがコンテスト参戦のルーツ。そこからトレーニングを積み重ね、今では競技のトップ戦線で結果を残す肉体をつくり上げた。これからも肉体美の追求は終わらない。

「ただデカいだけじゃなくてかっこいい体をつくりたいので、そういった面でフィジークのカテゴリーに魅力を感じています。今回、新設部門のクラシックフィジークの優勝をいただけたので、自分がサマスタのクラシックフィジークの顔になれるように、これからも体をつくっていこうと思います」

取材・文・写真/森本雄大