スポーツやトレーニングに取り組む人は年々増えていると言われています。日本においてもジムなどの数が増えたこともあり、体を動かす環境はどんどん整ってきています。
このたびIOC公式フォトエージェンシーのでもあるGetty Images(ゲッティイメージズ)が行なった調査によると、世界ではおよそ10人に3人がスポーツをしており、主に若い世代と男性が多いことがわかりました。女性の参加率は相対的に低く、北米とアジア太平洋地域では4人に1人以下という結果となっています。
同調査によると、女性がスポーツに参加する割合は地域差も大きく、ラテンアメリカとヨーロッパは高く、北米とアジア太平洋地域では低いようです。日本では男性が5 人に 1 人であるのに対し、女性は 10 人に 1 人という結果が示されました。
年代別に見ると、日本ではミレニアル世代の男性(26%)が最も活発。次いでX 世代(19%)、ベビーブーマー世代(19%)となります。Z 世代の男性の参加率は 7%と最も低くなっていました。日本の女性の場合はZ 世代の参加率が最も高く(17%)、次いでX 世代とベビーブーマー世代が(11%)。ミレニアル世代の女性の参加率は最も低い 4%となりました。
スポーツ参加の原動力として挙げられたのが、「ストレスの解消」や「息抜き」といった精神的な安らぎが多く、次いで「理想的な体型づくり」となりました。また、男性が「興奮と競争心」を求めるのに対し、女性は「自尊心の向上」を重視しているようです。
とくに女性の動機の傾向は、近年のフィットネス人気にもつながっていると言えそうです。環境や表現の場が今後も充実していくと、女性の運動参加率はさらに高まり、このブームにも拍車がかかるかもしれません。
【Getty Imagesによる消費者調査「VisualGPS」のスポーツに関する調査概要】
調査期間: 2024 年 1 月 25 日〜 3 月 1 日
調査対象:年齢・性別・地域などを考慮し、22か国の 18 歳以上 7000 名が対象。日本のサンプル数は 500