8月11日に福井県県民ホールで開催された「第35回ジャパンオープン選手権大会」では、ボディビル、女子フィジークに加え、ボディフィットネスも実施。昨年の上位12人のうち10人が入れ替わったように、ニューカマーが多数参戦する戦いとなった。
戦前の予想では、昨年のフィットネス・グランドチャンピオンシップスで準優勝となり、今年も7月のSPORTEC CUPで優勝している板谷成美が最有力と思われていた。だが、そんな彼女を制して優勝を果たしたのが、2022年までFWJ(Fitness World Japan)のビキニ部門を主戦とし、今年からJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)の競技初参戦となった佐々木絢美であった。
美しく盛り上がった肩が特徴的なボディで2位に食い込んだ河野智恵子は、昨年2月のマッスルゲート神奈川大会のウーマンズレギンスフィットネス部門でコンテストデビューを果たし、6月にはSUMMER STYLE AWARD、SUPER BODY CONTEST、J-CLASSICの3団体合同のコンテスト「筋肉祭」のビキニ部門優勝などの経歴を持つ。
また、3組が出場したミックスドペアボディビルでは、永井康太&河村ちなみペアが息の合ったフリーポーズを披露して初優勝を果たした。永井は26歳であり、昨年の相澤飛鳥、一昨年の吉岡賢輝と若い世代の優勝が続いている。
ジャパンオープンでの躍進を経て、日本トップ争いに食い込んでいく選手の出現に期待したい。
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