8月25日に行なわれた、2024年度の高校生No.1ボディビルダーを決する「第19回全国高校生男子ボディビル選手権大会」。年々盛り上がりが増している今大会には、62人の高校生が出場し、身長別2階級に分かれて筋肉バトルを展開した。
170cm以下級を制したのは、池田裕介(東京都立一橋高等学校)であった。筋量や絞りといったボディビルの基本とも言える部分が総合的に優れており、まさにトータルパッケージの完成度で得た勝利だと言えよう。階級だけでなく、オーバーオール戦も制して日本一の座にも輝いた。
170cm超級では、184cmの高身長を誇る榎田一王(宮崎学園高校)が戴冠。昨年のジュニア王者である長男・大人(ひろと)、次男の一斗(かずと)に続くボディビル一家の三男が、兄譲りの脚の強烈なカットを見せ、デビュー戦で派手に大会をかき回した。フィジーク部門でも3位に輝いている。
また、この日の出場者の中で話題をさらったのは、170cm以下級2位の村田圭介(上智福岡高校)だろう。優勝した池田以上のバルクで存在感を放ったが、なんと彼は『アイシールド21』や『ワンパンマン』の作画で知られる漫画家・村田雄介氏の長男。大会後に自身のXで「長男が準優勝でした。ナイスファイト!」と綴ると、栄誉を称える声が集まった。
1 2