「温泉やカラオケに行くつもりが、体が勝手にジムに向かっていた」3連覇を勝ち取った41歳マッスル自衛官




「優勝が決まった瞬間は、うれしい気持ちと評価してくださった方々への感謝の気持ちで感極まってしまいました」

そう話すのは、8月17日に開催された「自衛隊プレミアムボディ2024」において、マスターズクラスと総合クラス・航空自衛隊部門の2クラスで優勝をはたした稲付峻だ。

【フォト】マスターズ3連覇&総合クラス・航空自衛隊部門優勝を決めた稲付

2022年には本大会初出場ながらいきなりマスターズクラスの頂点に立つと、2023も同階級を制覇。今大会では3連覇の期待がかかる中で、見事に栄冠を勝ち取った。

「3連覇ではあるんですけど、一回一回が重みのある優勝です。レベルの高いマスターズの中で優勝できるかがテーマだったので、それを追求した結果が3連覇につながったと思います。もちろん自分のためでもありますが、応援してくれた人や支えてくれた人たちに報いるためにも、今後も精進していきたいです」

同時に出場していた総合クラス・航空自衛隊部門では2年連続の2位と、あと一歩で王座を逃していた。それでも目標とするマスターズからの総合優勝に向けて挑戦を続けていた稲付は、出場3年目にして念願の初優勝を決めた。

「去年と一昨年は2位で、内心では空自で優勝するのは壁が高いのかなと思うこともありましたが、それでもやはりグランプリファイナルを獲るためには空自も優勝しなければいけないので、高いハードルだったとしても食らい付いて優勝できるように努力しました」

グランプリファイナルでは惜しくも敗れてしまったが、同じステージに立ったことで「向き合った時にやっぱり強いなと感じました」と、チャンピオンの力強さを実感した。今後はさらなるトレーニングを積み、目標の総合優勝に向けて邁進していく。

「今回は自分の弱点の胸の上部や肩を鍛えてきたので、その点では去年より良くなっていたと思います。温泉やカラオケが好きなのですが、休みの日はジムに行く習慣が染み付いているので、温泉やカラオケに行こうと思っても結果的には出かけたら体が勝手にジムに向かっていました(笑)。まだまだ自分が求めている体には届いてないので、マスターズからグランプリファイナルを獲るという目標を掲げて、これからもがんばっていきます」

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