ジュラシック木澤イズムを継承した38歳が日本一「トレーニングが先にあっての大会。これからの目標は…いけるところまで木澤さんと身体をつくり続けます」




「本当にうれしいの一言です。木澤さんと同じ景色を見たいというところからはじまり、それが達成できました。ステージに立ちながらも、『いま私は木澤さんと同じ景色を見ているんだな』ってずっと思っていて。午後に日本選手権に出場する木澤さんに、バトンを渡すことができたのかなと思います」

【フォト】バキバキに仕上がったボディで日本一に輝いた佐々木のアザーショット

そう話すのは、フィットネス競技の日本一を争う「JBBFフィットネス・ジャパン・グランドチャンピオンシップス2024」のボディフィットネスで優勝した佐々木絢美だ。今年8月のジャパンオープン選手権にてJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)の大会デビューを果たし、衝撃のボディでボディフィットネス界隈を驚かせた。

佐々木はもともとFWJ(Fitness World Japan)のビキニ選手として活躍していたが、より高みを目指すべく、日本ボディビル界のレジェンド・ジュラシック木澤こと木澤大祐に師事。

「ジャパンオープンから約1か月半が空きましたが、特にトレーニング方法や減量方法を変えたわけでもなく、もう全て木澤さんにお任せしてきました」と、みっちり指導を受けながら、その信念を引き継ぐとともに、ボディメイクに励んできた。

全体的な筋量は言うことなし。特に大腿四頭筋のカットなどは、8月の大会と比較しても一段階グレードアップした印象で、進化の可能性は無限大。いったいこれから、どんな選手になっていくのだろうか。

「正直、次の目標というのも今はありません。12月に開催される世界選手権の日本代表に選んでいただけるのであれば出場したいという思いが、まずあります。ただその先のことは、また木澤さんと相談します」

さらに続ける。

「まずはオフのトレーニングをちゃんとしたいですね。しっかりとトレーニングをすることが先にあって、そのあとに大会があると私は考えているので。いけるところまで身体をつくっていきたいと思います、木澤さんにお願いしながら(笑)」

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