女性に人気の尻トレに革命 立ち上がる動作でヒップを鍛えられる最新マシンを美ボディトレーナーが解説




近年、美ボディをつくるための尻トレが女性の間でブームになっています。痩せることも大事ですが、お尻や背中に筋肉がつくといわゆる“砂時計ボディ”となり、相対的にウエストのくびれが強調されるようになります。そんな理想のスタイルをつくるために、お尻は鍛えるべき最たる部位とも言えるでしょう。

【動画】尻トレは寝姿勢だけじゃない スタンディングヒップスラストを体験

フィットネス・健康産業の専門展であるSPORTEC2024(7月16日~18開催)で、今まで見たことのない形状の尻トレマシンを発見しました。

今回伺ったのは、ヒップおよび体幹トレーニングに特化したマシンを設計・製造しているメーカー「BOOTY BUILDER」(ブーティービルダー)の器具を展示したTHINKフィットネスのブース。そこでデモンストレーターの中村藍さん(パーソナルトレーナー、ボディコンテスト選手)にマシンの魅力と使い方を解説していただきました。

中村藍さん

目を惹いたマシンは「Standing Hip Thrust」(スタンディングヒップスラスト)。ヒップスラストと言えばお尻を鍛えたい女性に人気の種目ですが、仰向けになって腰を上下させるタイプが一般的です。しかし、このマシンは名前の通り、立ち姿勢でヒップスラストを行なうことができます。

中村さんがスタンディングヒップスラストを実演
立って座る動作を繰り返すだけでOK

従来型との違いについて中村さんは、「寝姿勢で行なうヒップスラストだと、腹圧が抜けてしまったりして、腰を痛めてしまう方を見かけます。あとは、足のポジションが悪くて前ももに効いてしまうケースもありますね。立ち姿勢で行なうと腰を大きく反らせる必要もありませんから、ケガのリスクは軽減されると思います。前ももに負荷が逃げづらく、お尻の収縮も感じやすいので、鍛えやすさを感じますね」と使用感を語りました。

さっそく、アラサー編集部員の森本がこの新感覚マシンを体験してみました。

マシンのシートに座り、太ももの付け根をパッドで固定した状態からスタート。身体を支えるバーをつかむ腕に力が入ってしまい、最初は慣れませんでしたが、徐々にお尻に効かせられるようになっていきました。

簡単な動作でお尻に効かせることができました

「ポイントは背中を丸めないこと」とのアドバイスを受け、立って・しゃがんでを繰り返します。たしかに反り腰になる心配はなく、腰に負担なくダイレクトにお尻の筋肉を鍛えることができました。

「太ももをバーの内側に入れて、そのまま立ち上がるだけでOKです。立つ・座るというのは誰にでもイメージできる動作なので、そういう意味ですごく簡単に扱えるマシンだと思います」と中村さん。

未知なるマシンと出会い、スタンディングヒップスラストに挑戦した結果、ものの見事にお尻の筋肉がパンパンになりました。個人的にはスタートポジションを取るのが簡単なだけでも、トレーニングに着手するハードルが下がるのではないかと感じました。

【動画は次のページ】ブースでの体験の様子