明日10月19日、東京・日野市民会館 ひの煉瓦ホールにて「ジュラシックカップ2024」が行なわれる。“狂気の男”合戸孝二と今年のミスター日本・ジュラシック木澤というレジェンドビルダーが共催する、ボディビル特化の大イベントだ。
【昨年大会フォト】オリンピアンから筋肉YouTuber、日本トップ選手まで
大会の理念は、「ナチュラルボディビルで生活できる環境を作る」「アンチドーピングを啓蒙する」「ボディビルの魅力を多くの方に発信する」の3つ。昨年、木澤の本拠地である愛知県にて初開催され、優勝賞金100万円をかけた日本トップレベルのボディビルコンテストを中心に、吉本興業とタッグを組んだエンタメ性も持ち合わせたジュラシックカップは、大盛況のまま幕を閉じた。
2回目の開催となる今年は、首都・東京に舞台を移して開催。JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)主催大会で上位入賞経験がない選手がエントリーできる「オープンクラス」、JBBFコンテスト出場経験がない選手による「ノービスクラス」、20歳以下の選手による「ルーキークラス」は昨年に続き開催。今年はそれらに加え、6人のレジェンドビルダー推薦選手による「レジェンドウォーズ」を新たに開催。そして、これらの優勝者に、招待選手やオーディション通過選手、視聴者投票選手などを加えた24人による最上位クラス「グランドクラス」が行なわれる。
グランドクラス優勝者への300万円を含め、今年の賞金総額は630万円。まさに夢の舞台と言えるだろう。
グランドクラスの注目は、今年の日本男子ボディビル選手権初出場で3位となり衝撃を与えた現役大学生・刈川啓志郎、バズーカ岡田氏によると“ただのテストステロン”だというもはや何なのかよくわからない4位の扇谷開登、隙のないボディでついに日本トップ戦線に食い込んだ5位の寺山諒の3人。2024年のボディビル界を沸かせた新鋭が、300万円を懸けた戦いに殴り込む。さらに、昨年優勝の喜納穂高、木澤の愛弟子・杉中一輝、昨年3位の椎名拓也も引き続き参戦。特に喜納、杉中に関しては、日本選手権へ万全の状態へ臨むことができなかったとそれぞれ大会後に明かしており、あの時以上の仕上がりを期待したい。
さらにJBBF外からは、FWJを主戦とする相樂翔は昨年に続きエントリー。また、今年のNABBA JAPANのスポーツモデル覇者・平山瑛人も参戦する。最強のエンタメ枠・山﨑恭介は最下位をまぬがれることができるか? 他にも何かしらの実績を持つ選手が名を連ねる中で、当日発表のシークレット挑戦者「X」の存在も気になるところだ。
その他にも、ヘッドジャッジにJBBFの辻本俊子を迎える審査委員には田代誠、小沼敏雄、谷野義弘、合戸真理子、吉田真人、相澤隼人ら名手がずらり。今年も審査員席は究極に狭くなりそうなので、一人二席与えてほしい。
ライブ配信のゲストコメンテーターは、五味原領、AZUSA、サイヤマングレート、ブラマジ田中、ぷろたん、嶋田慶太と豪華で色鮮やか。さらに昨年に続き、吉本興業による2度のお笑いステージも行なわれるとのことで、MCのニューヨークを中心に大盛り上がり間違いなし。今年はしずちゃんがいないようだが、ジュラシックはいったい誰を持ち上げるのか?ミルクボーイ不在の今年、狂気の男はいったい誰をパートナーに選ぶのか?筋肉とエンタメが融合する一日は、明日10時半に開会式がスタートする。
文・写真/木村雄大