牛丼屋からマッスルバー店長に転身 忘れられない営業エピソードを語る「筋肉って国境を越えるんだって思いました」




東京・池袋には、個性豊かな筋肉女子が集うホットスポットがあります。その名も「筋肉女子~Muscle Girls」。スタッフたちが筋肉を活かしたおもてなしを行なう同店は、日本人のみならず外国人にも大人気です。ここでは、そんな筋肉女子の楽園ではたらくスタッフたちへのインタビューを敢行。バックボーンやお店への思いを聞いていきます。今回登場するのは、同店の店長を務めるハリマッスルさん。スタッフをまとめるリーダーであり、店内屈指の筋肉の持ち主である彼女に迫りました。

【インタビュー動画】マッスルバーの筋肉娘3人衆が登場 筋トレやお店の魅力を語る

――ハリマッスルさんはマッスルガールズで働く以前、牛丼チェーンの吉野家で店長をされていたと聞きました。店長歴が長いんですね。

「はい。吉野家の後にフィットネスクラブで働いてたこともあるんですけど、そこでも店長をしていました。今もマッスルガールズで店長をしているわけですから、私リーダーとか店長が好きみたいですね(笑)。勤まっているかどうかはわからないですけど、みんなのおかげでそういうポジションに立たせてもらっているって感じがします」

――マッスルガールズでの仕事は楽しいですか?

「楽しいですね。これはちょっと語弊があるかもしれないですけど、毎日働いている感じがしないです。それぐらい楽しいのは、働いているスタッフがみんな筋トレ好きということもあって、話が合うことがひとつ。そして何より、お店に来てくれるお客様が、トレーニングしているスタッフたちをリスペクトしてくれるからだと思います」

――そういったお客様の気持ちはどのような時に感じますか?

「日本では腕が太いとか脚が太いって、ほとんどがネガティブな意味で使われることが多いと思うんですけど、マッスルガールズだと腕が太い・脚が太いとかに対して、『すごいね』とかポジティブな声を掛けてくれる方がほぼ100パーセントなんです。自己肯定感も上がりますし、自分たちがただ好きでトレーニングしているだけなのに、お客さんが楽しんでくれたり、トレーニングを通じてみんなの交流関係、スタッフ同士の交流関係がどんどん広がっていくことが、とても楽しいなと思います。お客様にも楽しんでもらえて、全員がハッピーっていう感じがしますね」

――自己肯定感という部分に通じますが、かつては筋肉質な体がコンプレックスだったと伺いました。

「めちゃくちゃコンプレックスでしたね。中学校の頃から脚が太いって言われて、男子からすごくけなされていました。とはいえ、筋トレ界隈ではまだまだ脚が細いほうです。スクワットをがんばってきたから、少しは脚の筋肉がついたかなと思います」

――今までお店で営業してきて、忘れられないエピソードはありますか?

「以前、ビルの6階の狭い店舗で営業していた時に、オーストラリア、アメリカ、カナダ…とかいろいろな国から別々のグループが4組ぐらい来店されたことがありました。1組3~4人の男性グループだったんですけど、気づいたら全員上半身裸になって、みんな仲良くなっていたんです。筋肉を通じてコミュニケーションが成立した瞬間でしたね。それを見て私たちも、『よかったね』って話して、それがめちゃくちゃ印象深かったです。筋肉って国境を越えるんだって思いました」

――ズバリ、そんなマッスルガールズの魅力は?

「いろいろな意味で世界に1つしかない場所だと思います。お客様に向けてもそうですし、たとえば日本でトレーニングしている女の子に向けてなら、自分たちが日々がんばっていることをここまで肯定してくれる場所は他にないんじゃないかなと思うので、そういう意味ではマッスルガールズってお客様にとっても、トレーニングしている女子にとっても唯一無二の場所なのかなと思います」

――ハリマッスルさんはボディコンテストに挑戦しており、店内でも140kgのお客様をお姫様抱っこするなど、屈指の筋肉女子でいらっしゃいます。今後の目標はいかがですか。

「2023年は日本女子チャレンジカップフィジーク選手権大会(8月20日開催、きゅりあん)しか出ていませんでした。今年はバルクアップ期間にあてて、もっとでかくなることがテーマです。もう、誰もがびっくりするぐらいでかくなってやろうと思っています。将来的には、女子フィジークのカテゴリーで日本選手権に出たいですね。もちろん出るだけじゃなくて、あと3年かけて日本選手権で入賞できるぐらいの体になりたいです」

――最後に読者へのメッセージをお願いします。

「一言しかないんですけど、筋トレするとマジで人生変わります。私がそうでした。詳しく聞きたい方はぜひマッスルガールズに来てください!」

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