10月19日、東京・ひの煉瓦ホール(日野市民会館)にて「ジュラシックカップ2024」が開催された。今大会は“ジュラシック木澤”こと木澤大祐と“狂気の男”の異名を持つ合戸孝二という、日本ボディビル界のレジェンド2人がタッグを組んで開催したボディビル特化イベントだ。
計5つの階級に猛者が集う中、ノービスクラス(JBBFの大会初出場の選手がエントリー可)で6位入賞をはたしたのが、筋肉芸人のリボルバー・ヘッド(吉本興業所属)だ。大会内で行なわれた「吉本興業お笑いステージ」では背筋Maxチャレンジに挑むなど、自慢の筋肉とパフォーマンスで会場を温めた。
「クリスタルジムの代表として、あと吉本若手マッチョ部の代表として出場させていただきました。去年はクリスタルジムのメンバーが 6位以内に残ることができなかったので、今回6位に入れたということが、みんなの思いも持っていたのでうれしいです」
今回、キレキレのボディを披露した彼だが、以前は今よりも約30kg太っていたというから驚きだ。約2年前に子どもを授かったことを機にダイエットを決意し、トレーニングを通じて見事減量に成功した。
「当時は好きなものを食べて、不規則な生活をしたりしていたんですけど、子どもが生まれたことで、長生きして家族と長い時間過ごしたい気持ちが強くなりました。それでトレーニングを始めて、食事も気を遣って過ごしたら体重が落ちて、筋肉もついてきたので、『ボディビルもいけるかも』と思って大会に出場するようになりました。クリスタルジムでパーソナルトレーナーをするようになったこともあり、より意識が高くなっていったと思います」
最初の動機は健康のためであったが、トレーニングを続けるうちにさらなる魅力にも気づいたと語る。
「ライブとかで滑った時に、ジムで筋トレすると何もかも忘れて没頭できるんです。いくら滑っても0に戻れるというか。一般の方だったら仕事とかで嫌なことがあった時に、筋トレをしたら忘れられたりすると思います。あと、ボディビルは真摯にやれば、喋らなくても筋肉だけで沸いていただける瞬間があるので、それはお笑いとは違ううれしさがありますね。もちろん、お笑いのほうでも会場を沸かせないといけないんですけど(笑)」
今や筋トレはライフワークであり、芸人リボルバー・ヘッドにとって欠かせないものとなっている。今後も筋肉芸人として、笑いと肉体美を追求する日々は続く。