10月20日、健康的な肉体美を競う「BEST BODY JAPAN」(ベストボディジャパン、BBJ)の「首都圏大会」が埼玉、サンシティホールにて開催された。今大会において、細身な肉体美が評価されるモデルジャパン部門レディースクラス(30歳~39歳)で準グランプリを獲得したのが千田真子、31歳だ。
エスティシャンとして働く彼女は、再婚した夫と2人の子どもを育てる母でもある。今でこそステージで挑戦を重ねているが、かつてはチャレンジに踏み切れない自分がいたと言う。
「当時は離婚してシングルマザーで子どもを育てていたので、自分のやりたいことに蓋をしてしまい、チャレンジとかをしていなかったんです。そんな時、今回も一緒に出ている職場の先輩がいるんですけど、その方がいろいろなことに挑戦して輝いていたので、すごく憧れました。そういう姿に影響されて、一歩踏み出してみようと思いました」
体を変えたい願望はもちろんあったが、それ以上に精神面から自分を変えたいという思いが彼女を動かした。2022年にBBJデビューをはたすと、挑戦初年度で年間の集大成「日本大会」においてクラス優勝(グランプリ)を達成。2年目はプレッシャーからか成績が振るわなかったが、一から体づくりを見直して2024年シーズンを走ってきた。
「育児をしながらのボディメイクは大変ですけど、夫や両親など、いろいろな方の協力があってできているなと思います。子どもたちも応援してくれているので本当に感謝です。挑戦したいことは諦めずやりたいので、ながらトレーニングをして効率を意識したり、食事から健康に気をつけたりしています」
コンテスト出場は彼女に自信と勇気を与えている。最後に今後の目標を聞くと、大会成績よりも大切にしたいことがあると語ってくれた。
「上位を目指すのもそうなんですけど、続けることが私の中ですごく大事だと思っています。これからもBBJ出場を継続しつつ、いろいろなチャレンジを続けていきたいです」
取材・文・写真/森本雄大