11月24日、健康的な肉体美を競うBEST BODY JAPAN(ベストボディジャパン/BBJ)年間の集大成「日本大会」が両国国技館にて開催された。熱戦が展開される中、女子格闘家の杉山しずかがマッスルモデル&フィットネスモデル部門(M&F部門)レディースクラス(35歳~49歳)で優勝。年齢の垣根を越えた総合グランプリも射止め、コンテストデビューイヤーにして目覚ましい躍進を見せた。
レディースクラスのファイナル審査ではM&F部門の総合グランプリを2連覇していた河本眞希を下す大活躍。「終わってしまったのが残念なくらいがんばったなというか、全力を尽くさないとやる意味がないと自分に言い聞かせて、試合と同じくらい集中しました」と率直な胸中を語った。
杉山がボディコンテストに挑んだきっかけは、かねてから親交のあった“ゆずぽん”こと愛川ゆず季がBBJで活躍する姿を見たことだった。挑戦を続ける愛川の姿に感化され、杉山の挑戦が始まった。
「ゆず季ちゃんがいろいろと道を見つけてくれて、そのおかげだなって思ってます。自分のことのようにサポートしてくれたので折れそうになった時に助けられました」
日頃は格闘家として闘うボディをつくっているが、BBJに向けては背中や肩、お尻のトレーニングに注力するなどコンテスト仕様の体をつくってきた。本人が「今日ステージに立った体が誰かと比べてどうだったのかはわからないですけど、以前の自分と比べたら抜群に違うと思います」と話すように、“魅せるための体”はたしかなインパクトを残した。
そんな杉山に今後の目標を聞くと「来年はパンクラスの防衛戦を控えているので、いったん絞ったりはできなくなりますね。今度は動ける体をつくっていきたいと思います」とコメント。続けて「ゆすぽんが戦いましょうって前に言ってくれてるので、戦えるようにボディメイクも挑戦したいですね」と笑顔で語った。取材に同席した愛川も「いつかやりますよ(笑)」とまんざらではない様子だ。
ファイターとしての彼女の活躍にも注目しつつ、いつか実現するかもしれない杉山、愛川のコンテストでの競演も楽しみにしたい。