世代交代を告げる若手の総合優勝 東北発・27歳がスタイリッシュボディで快挙を達成【サマスタ】




“夏が一番似合う男女を決める”をテーマにしたボディコンテスト「SUMMER STYLE AWARD」(サマスタ/SSA)。そんなサマスタ公認のプロ選手が集う「JAPAN PRO GRAND PRIX」(通称:冬のプロ戦)が12月9日、ベルサール渋谷ガーデンにて開催された。

【フォト】サマスタで快挙を達成した富樫のマッスルボディ

団体創立10周年の節目である今大会には、新進気鋭の若手プロから歴戦のベテランまで、各々が熱い思いを胸にステージに挑んだ。そんな中、筋量やバランスの取れたスタイルが求められるPRO SPORTS MODEL部門でmiddleクラス(170~176cm)を初制覇。続けて身長の垣根を越えたオーバーオール優勝も達成したのが富樫吏輝だ。

SPORTS MODEL部門のオーバーオールは昨年冬のプロ戦をベテラン・鶴巻孝浩が制しており、その体は高い完成度を誇っていた。さらには昨年もオーバーオール戦に臨んだ岡﨑峰幸(shortクラス優勝)、奥村秀(tallクラス優勝)という猛者と対峙する中、富樫は壁を突破し飛び級でタイトルを獲得した。

大会翌日に自身のInstagramで富樫は「この場を借りて365日献身的に支えてくれた妻に感謝を述べさせて下さい。この競技は365日。支えてくれる人の時間も預かりながらの競技です。選手としての自分は、大きな結果を残さずとも労いの声をかけてもらうことも有り難いことにあります。しかしながら、支えてくれる人はどうだろう?沢山の選手が沢山の人に支えられています。本当にありがたい事です。選手の皆さん自分を支えてくれる人たちを心の底から労ってあげて下さい。僕はそんな気持ちで一緒に闘って来ました。毎日本当にありがとう!!」とコメント。

続けて「応援してくださる皆さんも本当にありがとうございました。そして10周年の節目を渋谷ベルサールという最高な場所で企画、開催していただいた、並びに関係者の皆さま終日朝早くから本当にお疲れ様でした。改めて感謝申し上げます」と周囲への思いを綴った。

27歳という若さでサマスタの頂点に立った富樫の活躍は、SPORTS MODEL部門の世代交代を印象付けるにはインパクト十分だろう。スタイリッシュボディが光る今後の彼の活躍、そして今回の結果を受けた周囲のトップ選手たちの奮起にも注目したい。

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