“夏が一番似合う男女を決める”をテーマに、全国各地で熱戦が繰り広げられてきた「SUMMER STYLE AWARD」(サマスタ/SSA)。そんなサマスタ年間の集大成である「FINAL」が12月9日、ベルサール渋谷ガーデンにて開催された。
団体創立10周年の節目に開催された今大会において、創立初期から活躍する男が優勝劇を成し遂げた。SURF MODEL部門で優勝をはたした岡本寛之、40歳だ。他団体含め、長くコンテスト選手としてステージに立つ岡本は、トレーナーとして選手の育成にも注力。クライアントからの信頼も厚い。
「優勝できて本当にうれしいです。サマスタは初代からずっと出ていて、2015年の決勝では予選落ちしてしまったんですよ。そこから間が空いて、2020年にサーフモデルで決勝に出て3位、そこから順位を上げていって、今回ついに優勝できました」
岡本が大切にしているのは、カテゴリーに合わせた雰囲気づくり。普段は黒髪で清純派なナイスミドルだが、サーフモデルの舞台では茶髪にカラコンと“チャラ男”に変身。自身で“チャラ本さん”と名乗るほどの変貌を見せている。
「サーフモデルで魅せるためはもちろん、変身する楽しさもありますよね。ステージに上がるとちょっと性格が変わるというか、イケイケになれるんですよ。普段は自信がなくて『勝てるかな』とか不安になるんですけど、『全然いけちゃうでしょ』みたいな感じで前向きになれます」
肉体美でも、サマスタ代表の金子賢氏から「過去最高」とお墨付きをもらうほどの仕上がりを見せつけた。もともとの強みである腹筋や広背筋は維持しつつ、弱点だった肩のトレーニングに注力。週4ペースで肩トレに励み、ステージ映えするVシェイプをつくりあげた。今大会で悲願の決勝Vをはたした岡本は、その経験を後進にも還元したいと語る。
「これからは選手育成にも、もっと力を入れていきたいですね。その中で、自分が先陣を切って背中を見せていきたいと思います。今年も自分が教えてきた選手が日本一になったりしてくれているので、今後も選手のみなさんを支えていきたいと思います」