元アイドル・青野未来、マリーゴールド移籍に込めた思いと“白いベルト”初獲得の瞬間【愛川ゆず季×青野未来 特別対談➀】




2011年、ガールズユニット・Chococoro(チョココロ)のメンバーとして芸能界での歩みをスタートし、以降は女優やグラビアアイドルとして活動。2017年からは女子プロレスラーとして活躍を見せている青野未来選手は、ルックスと実力を兼ね備えていると高評価を受ける存在だ。

アクトレスガールズのエースとして活躍したのち、2024年からは新団体・マリーゴールドに移籍。今年6~7月のマリーゴールド・ユナイテッド・ナショナル王座初代王者決定戦では、MIRAI、ボジラとの死闘を制して“白いベルト”を手中に収めた。今回はそんな青野選手と、元グラドルレスラーとして人気を博した愛川ゆず季さんの特別対談をお届けする。

左:青野未来選手、右:愛川ゆず季さん

【動画】青野未来選手×愛川ゆず季さん 特別対談フルバージョン

愛川「今日はなんと、私がイチオシしている青野未来選手に来ていただきました」

青野「よろしくお願いします!」

愛川「青野選手はもともとアクトレスガールズで活躍されていて、今年からマリーゴールドに移籍しました。今年7月にはユナイテッド・ナショナル王座を獲得し、チャンピオンになられました(11月には3度目の防衛成功)。ちなみに、マリーゴールドのタイトルには赤いベルトと白いベルトがあるじゃないですか。どういう違いがあるんですか?私も白いベルトのチャンピオンだったんですけど、マリーゴールドさんはベルトの意味をどうとらえているのかなと」

青野「私もイメージは聞きました。白は“情念のベルト”みたいな感じだそうです」

愛川「強さプラス、自分の色を出していきたいっていうことですかね。ちなみに、青野選手はプロレス歴どのくらいですか?」

青野「デビューしたのが2017年なので、今8年目ですね」

愛川「もうベテランですよね。もともと所属されていたアクトレスガールズさんの活動を振り返っていかがでしたか?」

青野「途中までプロレス団体だったんですけど、最後私がいた2年くらいはプロレス団体ではないという方向転換(エンターテインメントプロレス『アクトレスリング』と、舞台演出にプロレスの要素を取り入れた『アクトリング』の二本柱)になったので、実質2年間はプロレスラーとはちょっと違う活動をしていましたね」

愛川「今年4月にマリーゴールドに移籍されて、ベルトも獲って見える景色は変わりましたか?」

青野「変わりました。(7月13日に)両国国技館っていうすごい舞台で闘って、新しい世界が開けるんじゃないかって希望をすごく感じました。やっぱり周りからの声も今までとすごく違うし、本当にうれしいです」

愛川「長く応援してくださるファンの方も多いと思うんですけど、新規のファンの方も増えましたか?」

青野「新規の方はすごく増えたと思います。私自身、まだまだ知られていないので、『初めて見た』っていう方が多かったんですけど、そういう方が結構応援してくれるようになりました」

愛川「私も両国の試合を見に行ったんですけど、まずMIRAI選手と試合をして、勝者がボジラ選手とやるという過酷な中でMIRAI選手に勝ちましたよね。青野選手、普段はこんな感じなんですけど、リングでは目がイっちゃってましたよね(笑)」

青野「自分でも思いました(笑)」

愛川「リングに上がると、ここぞという時の目が変わるんですよ。そこがすごく魅力的だと思いました。普段はおっとりしてるんだけど闘志がみなぎって、あれだけ対格差のあるボジラ選手と闘って、頭を使って勝ったのを見てベルトへの執念をすごく感じました。いろんな選択が半年くらいの間であったと思うんですけど、本当にいろいろ聞きたいです。

人が良すぎてバシッと選択できないタイプかなと思ったら、自分で道を選択してマリーゴールドに行ったわけじゃないですか。それって後押しをしてくれる人がいたのか、自分の意思だけで決めたのか。何が青野選手の背中を押してくれたんですか?」

青野「アクトレスガールズで私ができることってないんじゃないかなって思い始めてしまったのがまずきっかけで、いつ辞めようかって考えていたんです」

愛川「そこまで考えていたんですか」

青野「ただ、辞めて他の団体に行くっていうのは全然考えてなかったので、ただ『いつ辞めよう』っていう感じでした。でも、まだまだ私が到達したかったところに行けていなかったのと、アクトレスガールズもまだ上に行きたいけど、どうしようっていうところもあって悩んでいました。そういうのを風香さんに相談していって、(ロッシー)小川さん(動画5分28秒)と会わせていただいたりしてお話をいただいて、W所属っていう話が最初にあったりしました。結局それもできずにアクトレスガールズを辞めることになったんですけど、これで最後だなと思って、プロレスラーとして最後何かしたい気持ちもあって、今までの時間を無駄にしたくなかった。このままプロレスラーとして終わったら後悔しか残らないっていうのは自分で思って、やってみようと思いました」

愛川「目標として、どんなプロレスラー像を描いてマリーゴールドへの移籍を選択したんですか?たとえばチャンピオンになりたい、週刊プロレスの表紙になりたい、海外に行きたいとか。青野選手はタレントや女優もされているから、テレビに出たりするのが目標なのかなとか気になっていました」

青野「プロレスラーとしては、何かひとつ明確な目標があるわけではないんですけど、やり残しがないようにやり切りたいと思っています。もともとは自分を知ってもらうためにプロレスを始めたんですけど、全然何者にもなれていないので。プロレスを始めたら面白さもわかったので、やっぱりベルトを獲りたいという思いもありました。もっと高みに行きたい、何か自分のしてきたことを形に残したいという気持ちでしたね」

◆次回は、アクトレスガールズ時代、スタイル管理術などについて青野選手を深堀り!

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