ボディコンテスト界注目の現役女子高生・小池星蓮。18歳にして華麗なステージを見せる彼女は、週5日のジム通いが日課という“ストイックボディビルJK”だ。
昨年、日テレ系番組「超無敵クラス」で取り上げられると瞬く間に全国区の存在となり、周囲からの反響も大きかったと振り返る。
2023年は「オールジャパン・ジュニア・フィットネス・チャンピオンシップス」(フィットネス競技の23歳以下頂上決戦)のジュニアビキニフィットネスで準優勝をはたすも、あと一歩届かない頂点に悔しさが残った。注目度が上がるも、結果には満足していない。そんな中で迎えた2024年だったからこそ、彼女の中で葛藤も大きかったのだと言う。
「体調やメンタル面でも思うようにいかないことが多く、大会に向けて不安を感じることもありました。その中で、トレーナーさんの言葉がきっかけで『何のために競技をしているのか』を考えることがあり、『自分が成長するため、自分をもっと知るため』だと原点に立ち返ることができました」
自己探求を行ないつつ、前向きなメンタルで調整を完遂した小池は、8月25日のジュニア選手権に仕上がり体重50kg以下と昨年より体を絞った状態で登場。輝かしいステージを見せ、悲願の優勝を達成した。ステージ上のインタビューでは、万感の思いに声を震わせながら周囲への感謝を語った。
その後は初の国際大会となるIFBB東アジア選手権(9月6日~9日)に出場し、ジュニアで優勝、一般164cm超級で準優勝と結果を残す。普段とは違う雰囲気や海外遠征でのコンディション調整など、貴重な経験は彼女に自信をもたらした。
今年最後の舞台となった日本開催・IFBB女子世界選手権(12月17日~19日)にも、18歳にして日本代表入り。ジュニア(16~20歳)166cm超級に出場し予選突破はならなかったものの、海外トップ選手とのステージや国内の先輩たちとの交流で多くの学びを得たと語っている。
間もなく高校卒業を迎える小池。“ストイックボディビルJK”としての姿は今年度で見納めとなるが、大人の階段を登っていく彼女の成長が楽しみだ。