12月21日・22日に東京で開催された、コンテストの登竜門イベント「マッスルゲート」の全国大会となる「2024ゴールドジムジャパンカップ」。男子競技で最も多くのエントリーが集まったのはメンズフィジークだ。
これまでのゴールドジムジャパンカップにおける出場条件は、全国各地で開催されているマッスルゲートの上位入賞選手とされてきたが、今年は新人の部を除く一般、ジュニア、マスターズの「優勝者」に限定されたこともあり、例年以上にハイレベルな熱戦が展開された。
マスターズ(40歳以上)の2階級、一般身長別の4階級に分かれて審査が行なわれ、中でも最多となる22人のエントリーとなった168cm級の上位争いはし烈を極めた。その激戦をくぐり抜けて表彰台の頂点に立ったのは稲垣正大だ。大会デビューとなった2月の神奈川大会はメンズタンクトップで優勝、その後に7月の東京での優勝を経て今大会参戦となった。その当時から「残りの24年はマッスルゲートには出ず、12月のゴールドジムジャパンカップ(マッスルゲートの日本一決定戦)の一本に絞り、メンズフィジーク-168級の日本一を狙います。はい。本気で狙います」と自身のSNSにつづっており、見事に有言実行を果たした。
彼の憧れだという伊吹主税も、このマッスルゲートでの優勝を経て、JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)主催のメンズフィジークで日本一3連覇を達成する存在となった。稲垣を含め、今大会の出場選手の中に未来のスター候補は必ずいるはずだ。
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