男女1組でのコンテスト部門「フィットペア」の魅力とは 関西が誇るフィジークキング、25歳ビキニホープが語る




鍛えあげた肉体美を競うフィットネス競技。その中で「フィットペア」は日本では実施されていない、男女1組でステージに立つ部門である。

昨年末に東京・有明コロシアムで開催された「IFBB女子世界選手権&男子ワールドカップ」では、国際大会ということでフィットペア部門のステージも行なわれた。国内外から集まった男女精鋭たちの中で、関西が誇る肉体美ペア・伊吹主税&国田海月が銀メダルと輝きを放った。

【フォト】これぞ関西が誇る肉体美 伊吹&国田のステージショット

伊吹はメンズフィジークでグランド・チャンピオンシップス(国内無差別戦)3連覇を2024年に達成し、世界選手権でも入賞実績を持つと言わずと知れたフィジークキング。国田は現在25歳、ビキニフィットネス界の若手ホープであり、2022年に国内ジュニア選手権優勝、世界ジュニア選手権では3位入賞と躍進。その後も競技に打ち込み、2024年はオールジャパン選手権準Vなど成績を積み上げている。

フィットペアの魅力について国田は、「基本的にこの競技ってひとりでステージに立って、ひとりで戦うものだと思うんです。フィットペアは唯一、選手同士で練習から協力してステージングを組んで、ステージでも支え合えることが最大の魅力だと思います」と語った。

関西出身であり、同じゴールドジムの店舗に通っているふたり。結成の経緯は、国田が同じステージに立ちたいとあこがれの伊吹にアプローチ。世代を越えた競演が実現した形だ。

「僕らはやるべきことを息を合わせて、協力してやった感じです。意識したのは、『シンプルにやる』『息を合わせる』っていうことですね。たとえば片方が手を出して、もう片方が手を重ねて、合図して動くとか。そういうところでズレが生じちゃうと、見ている側は息があっていないように見えるので、ポイントにしていました」(伊吹)

今後については、もし世界選手権にふたりで出場できる機会があれば、ペア復活もあり得るとのこと。ステージを楽しむ姿が印象的だった関西ペア。輝くステージを見せる両者に今後も注目していきたい。

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