ふくらはぎは“第2の心臓” 血行改善で冷え性、むくみの対策にも【スキマ時間にストレッチ】




ストレッチによるボディケアは、積み重ねれば健康的な心身を育むことにつながります。日本ストレッチング協会理事長・長畑芳仁先生監修のもと、スキマ時間でできるストレッチを紹介する本企画。今回のテーマは腓腹筋のストレッチです。

ⒸMORNINGS _AdobeStock

【動画】“第2の心臓”腓腹筋のストレッチ

ふくらはぎを構成する筋肉のひとつである腓腹筋。走る、ジャンプするなどの動作で活躍する他、筋肉の収縮によって下半身の血液を上半身に循環させる機能(筋ポンプ作用)も持ち、“第2の心臓”と呼ばれる重要な筋肉です。ちなみに、腓腹筋の内・外側頭と次回紹介するヒラメ筋をセットにして下腿三頭筋と言います。

腓腹筋が硬くなると、血流の悪化で冷え性を招いたり、むくみや全身の疲労感につながったりするので、積極的にケアしていきましょう。

【エクササイズのポイント】

(種目1)

➀床に両手をついて、お尻を上げた体勢からスタート。

②伸ばしたい側のカカトの上に反対側の足を乗せます。

③カカトを床につけるように、乗せた足先で押さえつけ、体重をかけます。左右10~20秒を目安に行なってみてください。

(種目2)

➀手で壁を押すような立ち姿勢からスタート。

②前後に開脚します。後方に引いた脚のヒザを伸ばし、足裏を床につけてふくらはぎを伸ばします。後頭部から、カカトまでを一直線にして、カカトを床に押しつけるようにすることがポイントです。こちらも左右10~20秒を目安に行ないましょう。

ストレッチは道具を必要としないボディケアです。1日数分でも効果が出るので、ぜひ日常の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。

【動画は次のページ】腓腹筋のストレッチをムービーで解説