筋トレのルーツは産後太りから OL→トレーナーに転身の53歳美魔女、今では世界2位のビキニ選手に




スタイルアップに健康目的、筋トレのルーツは人それぞれ。女性らしい健康美を競うビキニフィットネスにおいて、「オールジャパン・マスターズ・フィットネス・チャンピオンシップス」を4連覇(2020年~2023年)、「IFBB世界女子選手権」(2024年12月開催)では2位の成績を収めた関根秀子(53)は、ライフステージを上がる中で筋トレと出会い、その魅力に取りつかれた。

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「きっかけは出産でしたね。産後太りを解消するためにトレーニングを始めたんですけど、人より日数や時間をやるうちに、体がどんどん変わっていきました。じつは体重はそこまで変わっていないんですけど、無駄な脂肪が落ちて筋肉がついたので、スタイルが引き締まったんだと思います。それからボディコンテストの存在を知って、出てみたら成績が出るようになりました」

もともとは普通のOLだったがトレーニングにハマり、ついにはトレーナーに転身するに至った。その背景には熱いフィットネス愛がある。

「やっぱりトレーニングが好きなんですよね。大会で成績を残すために鍛えているわけではなくて、自分のライフワークの中にトレーニングがあるイメージです。トレーナーとしては、体づくりの過程を自分で体感して成果を出して、お客様にシェアしていくことが仕事だと思っています。競技を通して勉強させていただいているところですね」

フィットネス界の女王・安井友梨(国内無差別級決戦5連覇、2024年IFBB女子世界選手権優勝)の同期であり、ともに励まし合いステージに立ってきた関根。自らも国際大会を幾度となく経験してきたが、2024年のIFBB世界選手権では最高成績となる準優勝をはたした。

大会については「とってもうれしいです。今回は日本開催だったので移動時間も時差もないですし、食事を変える必要もないので楽でした。応援団もそろいましたので、みなさんの応援がすごく力になりました」と日本開催の大会での躍進に喜びをあらわにした。

「目標はもちろん世界チャンピオンです。現役はできる限り長く続けていきたいですね」

原動力であるフィットネス愛を胸に、関根はこれからも挑戦を続けていく。

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