日常生活で働き続ける太ももの筋肉 硬くなるとヒザ痛を引き起こすことも【スキマ時間でストレッチ】




日常の少しの時間の積み重ねが、長い目で見ると健康的な体をつくっていきます。本企画では日本ストレッチング協会理事長・長畑芳仁先生監修のもと、部位ごとに簡単に取り組めるストレッチを紹介します。今回スポットを当てるのは大腿四頭筋です。

(C)Poetra RH_AdobeStock

【動画】働き者の太ももの筋肉をストレッチ

大腿四頭筋は太もも前面の筋肉です。大腿直筋、内側広筋、外側広筋、中間広筋という4つの筋肉で構成されていることから、この名が付けられました。主にヒザを伸ばす動作や股関節を曲げる動作を担いますが、日常動作で体や支えたり動作を生み出したりするために力発揮時間が長くなり、どうしても疲労が蓄積されやすい筋肉でもあります。また、大腿四頭筋が硬くなるとヒザの痛みにつながる可能性も高いので、ストレッチを日常的に取り入れて予防していきましょう。

【エクササイズのポイント】

(種目1)

①横向きに寝た状態から、両ヒザを90度に曲げ、上側の脚を前に出します。

③床側の足の甲を持ち、カカトをお尻に近づけます。左右15~20秒ほど行ないます。

(種目2)

➀同じく横向きに寝た姿勢からスタート。

②股関節、ヒザ関節をそれぞれ90度に曲げます。

③上の足の甲をつかみ、カカトをお尻に近づけます。背中が丸まらないように注意しましょう。

④こちらも1日1~3回程度 左右15~20秒ほど行ないましょう。

大腿四頭筋は日常のさまざまな動作で酷使される筋肉なので、日頃からしっかりとケアを行なっていきましょう。

【動画は次のページ】大腿四頭筋のストレッチ