圧倒的絞り&魅せるステージで輝く49歳・原田理香 挑戦の1年を越えてさらなる高みへ




「うれしいの一言です」

安堵した表情で言葉を紡いだのは、筋肉美を競う女子フィジークで活躍する原田理香(49)。彼女は2024年、国内最高峰「日本女子フィジーク選手権」(10月6日)で3位入賞をはたし、前年の7位から大幅ジャンプアップ。年末のIFBB世界選手権(12月17日~19日)では女子フィジーク163cm超級で2位、マスターズ35歳以上級で3位に輝き、初の世界選手権で実力を証明した。

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「新しいことに挑戦した年だったので、それが結果として現われてすごくうれしく思っています。本野(卓士)先生のところで学んだのが一番大きかったと思いますね。今までは独学でトレーニングをしてきたこともあり、初めての経験でした」

トレーニングも食事も大きく変え、結果を求めた2024年を走り抜けた原田。持ち味である圧倒的な絞りに加え、ポージングへの意識も見直し、魅せるステージを体現するべく練習に励んだ。10月の日本選手権から世界選手権への約2か月は、高めたコンディションを維持するべく体重管理に注力。グッドコンディションで海外の猛者と並ぶことに成功した。

「今まで世界選手権は意識していなくて、今回はすべてが初めてという感覚でした。国際大会はスケジュールが変動的だったり、すべてのことが新鮮でした。応援に来てくれたみなさんの声援が聞こえて、すごく勇気づけられるというか安心感もありましたし、本当に感謝しています。今後も挑戦者としてもっと上を目指して、体もポージングも磨いていきます」

挑戦の1年を経てさらなる高みへ。今シーズンも原田が競技者として階段を登るか、その活躍に注目したい。

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