デスクワークで弱りやすい重要なインナーマッスル 腰痛の原因にもなる腸腰筋を伸ばそう【スキマ時間にストレッチ】




ストレッチはスポーツ選手の柔軟性アップだけでなく、健康への効果も期待されるようになってきています。本企画では、日常のスキマ時間で取り組めるストレッチメニューを部位ごとに紹介します。

今回のテーマは腸腰筋のストレッチです。下半身と上半身をつなぐ唯一の筋肉である腸腰筋は、足を上げる動作や起き上がる動作を担っています。スポーツでのパフォーマンス、姿勢、体型など、さまざまなことに関連し、またストレスの影響も受けやすいと言われています。

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【動画】腸腰筋のストレッチを実践

デスクワークが続くと腸腰筋が縮まったり、硬くなったりして、腰痛につながる可能性があります。また、骨盤を正しい位置に保つ役割も担っているため、反り腰や猫背などの原因にもなるので要注意です。

【エクササイズのポイント】

(種目1)

➀脚を前後に開き、体重を前脚に乗せます。

②前に出した脚と反対の腕を上げ、体幹を側方に倒します。腕を上げたほうの腸腰筋(股関節の前側)が伸びます。左右10~15秒ほどを、できれば2~3セット繰り返しましょう。

(2種目目)

➀うつ伏せの体勢から上半身を起こして両腕で支えます。片脚のヒザを曲げ、太ももが体幹と90度になるくらいまで股関節を開きます。

②体幹を捻り、目線は肩越しにカカトのほうを見るようにします。左右10~15秒ほど、2~3セット繰り返しましょう。

腸腰筋は長時間のデスクワークなど、股関節を曲げた状態を続けると硬くなりやすい筋肉です。座り仕事で疲労感を感じてきたら、夜に少しでもいいのでストレッチの時間を確保してみてください。

【動画は次のページ】腸腰筋のストレッチをムービーで解説