3月9日、武蔵野の森総合スポーツプラザにて、JFKO(全日本フルコンタクト空手道連盟)主催「第4回全日本青少年フルコンタクト空手道選手権大会」が開催されました。
フルコンタクト空手のユース・ジュニア年代トップ選手が集う同大会は、JFKOに加盟する368の流派・団体が主催する全日本選手権の出場経験者、または加盟団体より推薦を受けた選手しかエントリーできない、所属の看板を背負ったハイレベルな闘いです。
幼年から高校生までの全61階級に総勢1289名がエントリーした今大会。中学3年生男子重量級では、世界最大規模を誇る「新極真会」に所属する村田哲成選手が一本勝ち(反則箇所を除く部分に突き・蹴りなどの有効打を瞬間的に決め、相手選手が3秒以上ダウンした場合などに一撃で勝利が決定)を収め、第1回大会から無傷の4連覇を達成しました。

村田選手は青少年大会だけでなく、新極真会主催の全国大会「カラテドリームフェスティバル」でも6連覇を達成しているスーパー中学生。新極真会の未来を担う逸材です。
今年5月31日~6月1日に開催される第2回国際フルコンタクト空手道選手権大会(JFKO主催、高校生以上かつ49才以下の選手による階級別頂上決戦)にも参戦を予定しており、高校生に上がっていきなり実績を残すのか注目されています。
今大会を終えた村田選手は「ホッとしています。負けてはいけないというプレッシャーもあったんですけど、今日勝ててよかったです」と率直な心境をコメント。
続けて「5月は初めて一般部に出場するので、今まで以上に圧倒できる組手をテーマにして今日まで稽古してきました。国際大会では今まで以上に相手からの圧もあると思うので、負けない体と組手を引き続き磨いて臨みます」と力強く語りました。
村田選手が出場する第2回国際大会は、「FULLCONTACT KARATE EXPO2025」という空手の国際博覧会をイメージした壮大な枠組みの中で開催。当日はWFKO(全世界フルコンタクト空手道連盟)が主催する、体重別初代世界王者決定戦「第1回全世界フルコンタクト空手道選手権大会」、世界各国からエントリーが可能な「第1回国際シニアフルコンタクト空手道選手権大会」(男女40歳から60歳までがエントリー可※一般部門男子のみ65歳まで可)と併催されます。
世界トップレベルの戦いは激戦必至であり、さらにはKARATE EXPOのテーマを体現するようにさまざまなイベントや展示なども予定されています。フルコンタクト空手の歴史に残る2日間、そして村田選手の活躍にも期待が高まります。