2025年4月5日、東大和市民会館にて開催された、FWJ(Fitness World Japan)主催「WEST TOKYO CHAMPIONSHIPS 2025」。団体のシーズン2戦目となる今大会では、トレーニーたちがオフ期間から磨いてきたボディを披露した。
そんな中、眞田健志郎がメンズフィジークオープンのオーバーオール優勝を獲得し、檀上で家族と喜びを分かち合った。ステージでインタビューに答えた眞田は、充実した表情で周囲への感謝を語った。
「最高です。がんばったかいがありました。今日は長女がピアノの発表会の練習で会場に来れていないので、いい報告ができてよかったです。家族、両親、職場の先輩、通っているジムのトレーナーさんなどたくさんの人が応援に来てくれて、本当に感謝でしかありません」
大会後には「今日は娘が7歳の誕生日なんですけど、自分のゼッケンが77番だったんです。『パパ勝つしかないよ』と娘に言われてきたのでうれしいです。絶対に勝つという気持ちでした」と裏話を語ってくれた眞田。仕事をしながらのボディメイクは決して容易ではなかったが、周囲のサポートがあってここまで来られたと振り返る。
「家族は食事をはじめ日々の生活でも全面的にバックアップしてくれました。職場ではコンテストに出ることを知っている同僚や先輩にサポートしていただき、減量期も乗り越えることができました」
今大会は「Natural Regional(ナチュラルリージョナル)」形式での開催となり、検査対象となるクラス優勝者に対してドーピング検査が実施された。団体初の試みがスタートした今シーズン、眞田は今後の目標として、IFBB PRO LEAGUE公認の「プロアスリート」になりたいと意気込む。
「コンテストに出ている後輩がいるんですけど、彼の体がすごいので、ずっとその体を基準にしてがんばってきました。そのおかげで自分の中でトレーニングや絞りのレベルも上がって体が変わって、ここまでハードに追い込めるのは強みだとも思えるようになりました。こうして結果が出るとうれしいですし、やめられないですね」
今後も周囲の支え、そして競技愛を原動力に眞田の挑戦は続いていく。