コスプレで筋肉の魅力を表現 筋肉紳士がアニメキャラに変身する理由【AKIHITO(後編)】




筋肉紳士集団「ALLOUT」は、鍛えた肉体を活かした活動を行なうオンリーワンなチーム。そんな集団を率いるAKIHITOさんは、フィットネスの普及を目指して日々のトレーニングに励んでいる。そんな彼のもうひとつの顔がコスプレイヤーであり、筋肉の魅力を伝えるきっかけになると語る。今回はコスプレに込められたAKIHITOさんの思いを探った。

【フォト】AKIHITOさんの美筋ボディとマッスルコスプレ

小さい頃から筋肉系のキャラにあこがれた

――昨年冬のコミケでは、コスプレ仲間とともにセーラームーンの合わせを披露しましたね。

「はい。ALLOUTのメンバーでもあるSosuke(役者/パーソナルトレーナー)、保育士フィジーカーのジャン・スティーブさんと一緒にコスプレをしました。こうして仲間の輪が広がっていくのはうれしいですね」

――コスプレを始めた経緯は?

「ALLOUTの仕事で集英社の『ジャンプフェスタ』に出演する機会があって、そこでコスプレイヤーのえなこさんとご一緒させていただいたんです。彼女の人気が本当にすごかったのと、ご自身がコスプレを本当に楽しみつつ、世の中に魅力を広めていて素晴らしい仕事をされているなと感動しました。あとは、毎年ニコニコ超会議でマッスルタクシー(ALLOUTのメンバーが来場者をお姫様抱っこで運ぶ)をやっていると、レイヤーさんがよく来てくださるんです。みなさん、キャラクターに対する愛がすごくて、情熱を持って語ってくれるのが魅力的だと感じました。そういった経験があって、自分自身もコスプレをやってみたいと思うようになりました」

――コスプレするならやはり筋肉キャラだと。

「そうですね。小さい頃からアニメにはまっていて、筋肉系のキャラクターが大好きだったのも理由のひとつです。僕は生まれが低体重児で体も弱くて、幼少期本当に病弱だったので、コンプレックスから体を強くしたい、大きくしたいという思いがずっとありました。その中でドラゴンボールの孫悟空とか、マッチョなキャラへのあこがれが強かったですね」

コミケでセーラームーンの合わせを披露

――コスプレでも取り組んできたボディメイクが活きましたね。

「はい。ALLOUTを発足した時に『コンテスト以外にも筋肉を活かせる場所をつくりたい』という思いがありましたが、今ではコスプレも筋肉を活かした活動のひとつになっています。コスプレのために、ボディメイクもさらにこだわっていますね。人によって筋肉がつきやすい部位・つきにくい部位があると思いますが、自分の場合は大胸筋まわりの筋肉がつきづらいんです。大胸筋は男性的な筋肉の象徴ですし、鍛えるとコスプレ映えもするので、なるべく発達させようと重点的にトレーニングしています」

――あらためて、コスプレに感じている魅力は?

「好きなキャラクターを自己表現できることや、仲間の輪が広がることですね。多くの人に興味を持ってもらえますし、筋肉の魅力を表現する手段になると思います。コスプレをハイクオリティにするためには、体づくりも重要な要素です。これからもフィットネス・筋トレの魅力を発信できるよう、コスプレのクオリティアップも追求していきます」

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