総合格闘技、プロレスなどに取り組み、アームレスリングでは世界も制した、自称“刃牙の女”山田よう子さん。女優でタレント、池口恵観住職、池口豪泉住職の弟子でもあり、社会貢献をテーマにさまざまな活動に励んでいる彼女が5月9日、浅草公会堂で開催された「Miss Viviana Japan」に出場した。
彼女は5人のシングルマザーであり、子どもたちにつねに挑戦する背中を見せてきた。今回、主戦場である格闘技とは真逆のミスコンテストに挑んだ形だ。
5月25日には49歳を迎える山田さん。今回、まずは最年少でオープンダンスに出場した8歳の娘・心翔(こと)ちゃんの出番を応援した。
リハーサルが終わると、山田さんはランウェイに5人の子どもと一緒に現われた。11歳の長男・大翔(やまと)君はミットを、他の4人は山田さんが今まで獲得してきたアームレスリングの金メダルを手に登場。会場を大いに盛り上げた。
次はドレスランウェイ。山田さんはふたたび娘の心翔ちゃんと登場。この時、山田さんは「私は選ばれない。美の世界への挑戦は私には無理があった」と悟ったと言う。それでも、「ここまでの挑戦をやり切ったことに悔いはない」と凛々しい表情で語った。

結果発表を迎え、次々と受賞者が呼ばれる中、山田さんの名前はなかなか呼ばれず。するとポピュラー賞(一番の人気賞)に山田さんの名前が呼ばれ、人気の高さがあらわになった。
とはいえ、美のフィールドでの優勝を目指していただけに、山田さんの表情は険しかった。すべてが終わり、山田さんはすぐにドレスを脱ぎ、すぐにジャージ姿で応援に来てくれた80名を超える方々に挨拶に向かった。
一言目に出た言葉が「すみませんでした…」だった。そのうえで、「応援に来てくださりありがとうございました!」と感謝を伝えた。応援団に「応援の声が小さい!」と大きな声で言う姿は彼女らしかった。
最後に「まずはこの年齢に関わらず、格闘技とは真逆の世界へお誘いしてくださった水川美南ちゃんに感謝いたします。5人の子どもたちと一緒に舞台に立てたこと、心翔の舞台デビューもいい思い出になりました。本当に厳しい世界で、格闘技よりもきつかったです。25日で49歳になりますが、明日からトレーニングを再開します!まだまだ私は挑戦します。ただ一言、初挑戦だけど本当に悔しい!山田よう子を選ばないのはダメだな〜」とらしさ全開で思いを語った。
世界で闘う剛腕ママ・山田さんの挑戦はまだまだ続く。次はいったい何に挑むのだろうか。今から楽しみだ。