6月1日に神奈川・カルッツかわさきにて行なわれたマッスルゲート神奈川大会のゲストポーザーとして、川中健介がステージに立った。
2001年生まれのボディビルダー・川中は、現在23歳。2019年にJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)主催の全国高校生ボディビル選手権大会で優勝。その後は東海大学に進学し、有賀誠司監督の指導の下で研鑽を積み、2・3年生時に全日本学生ボディビル選手権のフィジーク部門を連覇。
ジュニア世代最強のフィジーカーとして名を馳せたが、劇的なバルクアップによりそのボディはもはやメンズフィジークの規格には収まらず、4年生時は日本大会「オールジャパン・フィットネス・チャンピオンシップ」のマスキュラーフィジークに出場し、一般部門で初優勝。さらにクラシックフィジークにも挑戦し、第3回日本クラシックフィジーク選手権175cm以下級で優勝と、次々にタイトルを手にした。
アジア選手権や世界選手権への出場も積極的で、昨年末に東京で行なわれたIFBB男子ワールドカップでは、クラシックフィジークジュニア16~23歳級とボディビルジュニア16~23歳級で優勝、クラシックボディビル175cm以下級、クラシックフィジーク171cm超級で3位。若くして、日本屈指のボディビルダーとしての地位を確立しつつある。
そんな川中がゲストポーザーとしてステージに立つと、会場は大盛り上がり。世界でも戦ってきたその筋肉のデカさだけでも破壊力抜群なのだが、彼が主戦として戦うクラシックフィジークは「審美性」も問われることもあり、美しさも際立っていた。これが彼にとって、人生初のゲストポーズであった。
この日はマッスルゲートの審査員の一人も務めた。さらに、普段からヘッドジャッジを務める大澤直子に指導を仰ぎながら一部カテゴリーでは審査進行も担うなど、新たなチャレンジを見せた場面も。大学を卒業して社会人1年目、ステージ上でも、それ以外の部分でも、これからのさらなる成長が期待される。